
鎌田光
(23歳)
〈受験情報〉
学習スタイル:CPA通信
受験歴:令和5年12月短答⇒令和6年8月論文
▶トップ画像は鎌田さんの合格証書
高校の簿記の授業で会計士に興味を持つ
私が会計士を目指したきっかけは高校の簿記の授業でした。
最初は苦手意識があり、仕訳の意味もわからずにただ暗記していただけでした。
しかし、簿記検定2級を目指したことをきっかけに真剣に簿記に取り組むようになりだんだん楽しくなってきました。
そこで、「得意なことを仕事に活かそう」と調べてみると、監査のみならず幅広い業務がありキャリアの幅が広がることを知りました。
そこで、大学では会計士を目指すことにしました。
講義の消化に精一杯で、復習が疎かに
私は、具体的な学習計画を立てるのが苦手だったので、苦手な科目を中心に勉強しその日中に出来なかった分野は次の日にやるようにしていました。
直前期は一日に複数の科目を触れるように心がけていました。
一番失敗したなと感じたことは、講義を消化することが目的になり、復習が疎かになったことです。
もし、私と同じ状況になっている方はまずは講義の復習を行ってください。
焦る気持ちは理解できますが、インプット中心に行うと後々の復習が大変になりやめたくなる気持ちが倍増してしまうので注意が必要です。
短答に5回不合格、就職に切り替えるか悩むことも
私は大学在学中に短答式試験を合格し、大学卒業2年後に論文式試験に合格しました。
ここからは、複数回試験に落ちてから、合格までの気持ちの持ちようなどをお話できたらと思います。
私は試験を不合格になるたびに、自分がやってきたことが否定されたと感じたり、頑張って合格できた友人を羨ましく思っていました。
特に短答式試験では5回落ちているので、大学4年生では周りは就職活動を終了して楽しそうしていたり、試験から撤退して就職した友人を見るとどうしても私も就職活動にシフトしたほうがよいのではないかと思うことがありました。
また、家族からも「とりあえず就職してから試験勉強したらいいのでは?」と言われていたので何度もやめようと考えていました。
しかし、一般事業会社に就職したとしても会計士と関わることは想定され、「あの時に諦めていなければ」と後悔するだろうと思っていたので、ラストチャンスだと思い、大学4年の12月まで走り抜けようと決心することができました。
最後の短答式試験では資金の関係上、予備校に入ることはできませんでした。
今までのテキストや過去問集を購入して挑みました。
その結果、短答式試験に合格することができました。
その後の論文式試験では、企業法で足切りになるなど、戦略を立てなかったことが原因で落ちました。2024年の論文式試験では、苦手だった科目を中心に勉強し計算科目に関しても同じくらい勉強しました。
その結果、凡ミスをしてしまっても計算でカバーすることができました。
まとめると、がむしゃらに勉強するのではなく、「苦手科目を中心に勉強すること」「詳細な学習計画をたてる」のが最善ですが、「大枠でもいいので計画を立てること」「合格した友人や先輩に参考程度に学習方法などを聞くこと」「答練の復習を徹底的にやること」が大事です。
恋愛しながらの試験合格はあり?
つらつらとお話してきましたが、モチベーションを保つことが一番重要になってきます。
自分が設定した試験日まで毎日同じように勉強しなくてはなりません。
そこで毎日勉強するためのモチベーションを保つために週に一日は勉強をしない日を作りました。
初めは、一日勉強しないだけで知識が抜けていくのではないかと思っていました。
しかし、休まずに勉強するほうが、知識の整理ができず勉強しても勉強している実感がわかないことが私はありました。
一日完全に休みを作ることで自分の時間が作ることができ、スーパーに買い物に行ったり、友人とカフェに行って近況報告したり等、精神的にリフレッシュすることができます。
そうすることによって、次の日から始まる一週間を集中して勉強することができます。
また、人によっては「恋愛を禁止しなければ会計士試験に合格することはできない」という人がいますが、私はそんなことはないと思います。
私も恋愛はしながらメリハリをつけながら勉強していました。
オンオフをはっきりすると、より合格しないといけない気持ちが生まれるので、恋愛はしながら勉強するのは全然アリだと思います。
これからの皆さんの公認会計士試験合格を心より祈っています。
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