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(20代、関西大学会計専門職大学院2年生)
〈受験情報〉
学習スタイル:CPA会計学院通学通信併用コース
受験歴:短答令和4年5月⇒論文令和6年8月
会計士を目指したきっかけ
私が会計士を目指したきっかけは、大学の簿記の授業が楽しかったことと、友人に会計士について教えてもらったことです。
その後、会計士の行う財務諸表監査について知れば知るほど魅力を感じ、なりたい気持ちがより強くなりました。
短答式試験を2回、論文式試験3回
私は短答式試験を2回、論文式試験を3回受験しています。
12月に行われた1回目の短答式試験を受験するまでは、自宅で勉強していました。
そして、1回目の短答式試験に落ちた後、自習室に通うようになり勉強時間も増え、5月に行われた2回目の短答式試験では合格することができました。
しかし、論文式試験の準備が間に合っておらず、1回目の論文式試験は経営学の科目合格を目指しました。
結果、経営学の科目合格が取れました。
科目合格を目指した理由は、当時の受験仲間であり、大学の先輩であった方から、「経営学なら3ヶ月でも間に合う」とアドバイスをもらったからです。
1回目の論文式試験を終えて、1ヶ月後の9月には論文式試験合格を目指して勉強を再開しました。
まずは、一通り全ての科目の授業を受けました。
今思えば、これが自分にはあまり良くない勉強方法でした。
私は授業を受けて消化するのに人よりも倍近く時間がかかります。
そのため、全ての授業を消化しきれないまま4月を迎え、授業の復習がほとんどできてない状態で5月の予備校の模擬試験を受験しました。
結果はE判定でした。
「科目合格もあるし2回目だから今年は合格できるだろう」と思っていた私は絶望しました。
「ここから8月まで残り3ヶ月全科目合格を目指して勉強するのか」「今年も科目合格を目指して勉強して来年の3回目の論文式試験を確実に合格しにいくのか」とても悩みました。
結局、全科目合格を目指して勉強することにモチベーションが持てなかったことや受験仲間であり、大学の先輩であった方のアドバイス等から、租税法の科目合格を目指すことにしました。
そして、2回目の論文式試験では租税法の科目合格を取りました。
3年目は昨年の反省を活かして、自習中心の勉強にしました。
科目数が少ないこともあり勉強は比較的順調に行き、予備校の模擬試験ではA判定を取ることができました。
そして、令和6年度に行われた3回目の論文式試験で無事、全科目合格できました。
三振を前に「やり切る」ことだけを意識
受験期間が長期化すると、モチベーションが下がることもあります。
私の場合は、最後の年は「やり切る」ことだけを意識していました。
3回目の論文式試験を受験される方は、基本的には、今回の論文式試験を受験したら、論文式試験を受験する権利を失います。
どれだけ勉強したくてももう勉強はできないです。
再び短答式試験に合格しない限り論文生に戻ることはできません。
なので、後悔なく受験を終わることが1番大切だと思います。
そのためには、毎日、「やり切る」ことが大切だと思います。
失敗できないという気持ちが大きくなると、不安になって勉強に手がつかなくなるおそれがあります。
そのため、合格することを考えるのではなく、受験後に後悔が残らないように毎日を「やり切る」ことだけを考えるとモチベーションを保ちやすくなると思います。
関西大学会計専門職大学院の魅力
私は関西大学会計専門職大学院に通っていました。
3回目の論文式試験は会計学と監査論と企業法の3科目になりましたが、特に監査論と企業法は大学院の授業のおかげで成績を伸ばすことができました。
大学院で出会った友人や先生方の存在が、精神面でも、とても支えになりました。
関西大学会計専門職大学院は、勉強環境や奨学金制度が大変充実しています。
さらに同じ志を持つ友人や、会計士をはじめさまざまな方面で活躍されているOB・OGの方から刺激を受けることができます。
先生方も、生徒に親身になってくださります。
大学院に通ったからこそ合格できたのだと思います。
おわりに
家族をはじめ、友人、大学時代のゼミ、大学院の先生方、予備校の講師の方々や受付けの方などさまざまな人に支えられて合格することができました。
周りの支えがあり、勉強をしたいだけできる環境があったから合格することができたのだと思っています。
とても恵まれた環境に感謝するとともに、自分を支えていただいた方々に恩返しができるように頑張っていきたいです!
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