編集部
8月6日〜8日に令和6年度税理士試験が実施されました。すでに会計人コースWebでも簿記論に関する講評記事を公開しています。
また、国税庁ホームページでは、税理士試験(全科目)の試験問題・答案用紙に加え、「令和6年度(第74回)税理士試験出題のポイント」が公表されています。この「出題のポイント」は本試験に関する貴重な情報なので、今後、受験予定の方もしっかり目を通しておくことをオススメします。
とはいえ、特にはじめての場合では、どういったポイントを押さえるとよいかが掴みにくいもの。そんな時は、「かえる先生に聞く! 税理士試験「出題のポイント」から何がわかる⁉︎」をぜひ参考にしてください。
早いもので9月中旬となり、次年度の受験に向けて学習を始めた人も多いのではないでしょうか。
そんな今、「会計人コースWeb」が今年の税理士試験直後から実施した読者アンケートをもとに、簿記論・財務諸表論・税法科目にカテゴライズして、受験生のリアルな声をお届けします!(随時掲載予定)
なお、複数科目を受験した方の回答については、該当科目の内容をピックアップしてまとめています。
今年受験された人はもちろん、来年の税理士試験を受験予定の人も、ぜひ参考にしてください!
今年は何回目の簿記論受験?
今回の読者アンケートでは、簿記論を受験した63名の方に回答をいただきました。
まずは「今年の簿記論受験が何回目か」をお聞きしたところ、初受験の人よりも再受験の人が若干多い結果になりました。
(会計人コースWeb読者アンケート(2024年8月6日〜20日実施)結果から編集部作成)
本試験の「感想」や「手応え」はどうだった?
簿記論の本試験について、受験直後の感想や手応えをお聞きしたところ、「難しかった」「手ごたえを感じなかった」という感想が目立ちましたが、一方で「解く順番を工夫した」「昨年よりは解けた」というコメントもありました。
・第一問に面食らったが、それ以降の問題は解きやすかった。(でっていう)
・総合問題でいかに点数を稼げるかが鍵だと感じた。(かふぇ・らて)
・解ける問題・解けない問題が明確だった。簿記というより「読解力」を試されていた気がする。(あい)
・第二問→第三問→第一問の順番で解いたので、解く順番はよかったように思う。(ぶらっくつー)
・第一問が難しくて混乱して、第二問・第三問がうまく解けなかった。(簿記に惑わされてる男)
・量の多さに時間配分がうまくできなかった。取捨選択を誤ってしまったかなと後悔…。(わにん)
「解けた問題」と「難しかった問題」はどれ?
簿記論の本試験について、どの問題が解けたか、難しかったかをお聞きしました。昨年のアンケートでは、「全体的に難しい」という意見が圧倒的多数でしたが、今年のアンケートでは、「第一問が難しかった」という意見が目立ちました。一方で、「第三問は時間はかかるものの解けた」と感じる人が多かったようです。
・第一問の退職給付会計の問題が、難しいというよりも何を言っているかわからなかった。第三問は比較的難易度は高くなく、時間がかかる問題だった。解いたところはできていると思う。(ホリグスク)
・全体的に解けたが、自己新株予約権は未学習だったので解けなかった。(るーな)
・第三問は量は多かったが、解けない論点はなかった気がする。ただ、解ききれない。(とし)
・退職給付と新株予約権が解けなかったが、それ以外は解けた。(よしこだお)
・退職給付が見慣れない問題で解きづらかった。(まる)
・第一問は後回しにして結局白紙解答。第三問から着手し、9割以上解答を埋めたが90分近く使ってしまった。第二問は問2から解いたものの未学習論点でほぼ解けず、問1を解く頃には時間がなくてパニックになり半分弱しか解けなかった。(GIZAH)
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簿記論の本試験に関するアンケート結果は参考になりましたか。
これから受験勉強を始める人は、ここから何かヒントを見つけていただけると嬉しいです!
――読者アンケートにご協力いただいた皆さま、本試験直後のお疲れのところにも関わらず、誠にありがとうございました!!