連載 『会計士・税理士・簿記検定 財務会計のセンスが身につくプチドリル』(第109回)ー 退職給付会計④


長島 正浩(茨城キリスト教大学教授)

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問題

過去勤務費用とは何か?

解答・解説

「過去勤務費用」とは,退職給付水準の改訂等に起因して発生した退職給付債務の増加又は減少部分をいう。
なお,このうち当期純利益を構成する項目として費用処理されていないものを「未認識過去勤務費用」という。

*退職給付会計基準12項
『退職給付制度の新設や支給水準の引上げが行われた場合,退職給付引当金の残高が不足する』(桜井23版,243頁)

◎復習しましょう!
1.CF計算書
2.一株当たり当期純利益
3₋1.金融商品会計①‐⑦
3₋2.金融商品会計⑧‐⑭
3‐3.金融商品会計⑮‐⑳
4-1.棚卸資産会計①‐⑥
4-2. 棚卸資産会計⑦‐⑫
5‐1.収益認識会計①‐⑦
5₋2.収益認識会計⑧-⑫
6.リース会計①‐⑥
7.固定資産の減損①‐⑩
8.ソフトウェア会計①‐⑥
9.研究開発費会計①‐⑦
10.繰延資産①‐⑦
第106回 退職給付会計①
第107回 退職給付会計②
第108回 退職給付会計③

〈執筆者紹介〉
長島 正浩
(ながしま・まさひろ)
茨城キリスト教大学経営学部教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。簿記学校講師,会計事務所(監査法人),証券会社勤務を経て,専門学校,短大,大学,大学院において非常勤講師として簿記会計や企業法を担当。その後,松本大学松商短期大学部准教授を経て,現在に至る。この間35年以上にわたり,簿記検定・税理士試験・公認会計士試験の受験指導に関わっている。

*本連載は,『会計人コース』2020年1月号付録『まいにち1問ポケット財表理論』に加筆修正したものです。


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