【公認会計士試験合格者にアンケート】どう過ごした? 短答式試験まで1週間、当日、試験終了後


Q3 試験当日に気をつけていたことや工夫は?

【マサ】
時間に余裕をもてるように、早めの行動を心がけていました。仮に電車が1本遅れても問題がない程度に余裕をもつのがベストだと思います。早めに試験会場に着いたとしても勉強はできますし、気持ちにも余裕が生まれるはずです。他にも休憩のたびにトイレに行くなど、とにかく考えられる不安要素をなくし、試験に集中できるように工夫していました。

【T.I】
荷物を少なくすることに気をつけていました。テキストを複数冊持ち込んでも、すべてを見ることはできないので、よく答練で間違えていた問題を事前にピックアップしていました。その絞った数問を会場に持っていくことで、出てきたときに確実に当てにいく方針でした。

【K.A】
時間に一番気を遣いました。多少の電車遅延なら間に合うように、最悪、タクシーも使えるように、お金も多めに持っていました。科目間の休憩時間は、終わった科目のことは「気にしないように、気にしないように」と自己暗示をかけ、次の科目のテキストを開きました。また、周囲の受験生の会話が聞こえないように、休憩時間のみ耳栓を使用していました。とにかく気持ちが前向きな状態で試験を受けることができるように心がけました。

【石井浩大朗】
朝早くから脳をフル回転させる必要があるためコーヒーを飲みました。そして疲れないようにするために、荷物は最小限にしました。科目間の休憩時間は1時間ですが、前後の20分間は拘束されます。ただ、解答用紙を回収している20分間でトイレに行きたい人は行くことができるので、必ず手を挙げましょう。昼食は、うどんやサンドイッチなど、食べやすいものにしました。飲み物は、食事中と試験中の両方で飲むので、2~3本の水を用意しました。また、科目前に目を覚ますため、ブドウ糖の入ったラムネや小さなチョコも持参しました。

【ドッポ】
科目間の休憩時間は、リラックスするために好きな音楽を聴きながら勉強しました。休憩時間に勉強する箇所は、前日にあらかじめ決めておき、その範囲だけを最後に詰め込むようにしていました。昼休憩は科目間より少し長いので、会場の外に出て軽く体をほぐし、リラックスできるように心がけていました。

【親子】
緊張でいっぱいにならないように、本番の雰囲気や問題を楽しむ気持ちで臨みました。難しい問題に当たった際は、「自分が解けない問題は誰も解けない」と自己暗示をかけていました。また、休憩時間のトイレは相当混むことがわかっていたので、お手洗いは解答用紙回収後の待ち時間に行くようにしていました。

【大木美裕】
電車の遅延があっても間に合うように、試験会場に早めに着くように余裕をもって出発したり、タクシーを使えるようにお金を多めに持ったりしました。また、科目間の休憩時間は、最後の詰め込みをするよりも、頭を休ませることに集中しました。また、試験中には、マークミスやずれがないのかを入念にチェックしました。

【編集部からのコメント】
試験当日は、とにもかくにも会場に到着しなければ始まりません。時間に余裕をもって家やホテルを出発するのが大切ですね。
そして、当日を乗り切るためには「科目間の休憩時間」も重要!
ぜひ、次の科目のパワーチャージができるような過ごし方を考えてみてください。

Q4 試験当日のハプニングは、どのように乗り越えた?

【T.I】
朝は迫りくる本試験のことで頭がいっぱいで、「inゼリー」やヨーグルトのような水物しか買っておらず、おにぎりやパンがないことに気づきました。運よく「カロリーメイト」がカバンの中にありましたが、朝食が偏ってしまったため、財務会計論の時間はとてもお腹が空いていました。もちろん、人生がかかっているので集中して解いていたら、あっという間に2時間が過ぎていました。

【石井浩大朗】
管理会計論が非常に難しく、終了後に「足切りをされてしまうのではないか」と心が折れそうになりました。そのときは、友人と一緒に昼食をとることで「みんなできていない」と認識しあい、心を落ち着かせました。間違ってもTwitterを見たり自己採点するのは厳禁です。

【編集部からのコメント】
何が起こるかわからないのが本試験。
ハプニングやアクシデントがあっても、心を冷静に保つことが大切です。
そのためにも、昼食や軽食を買っておく、休憩時間にSNSを見ないと決めておくなど、事前に対策を立てておくことも有効かもしれません。

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