問題
棚卸資産とは、企業の営業目的を達成するために保有する財・サービスであり、短期のうちに物量が増減する項目である。棚卸資産は、( ア )資産と( イ )資産に分類され、後者は前者の原価構成要素等となる。なお、市場価格の変動により利益を得ることを目的に保有する棚卸資産を( ウ )目的で保有する棚卸資産と呼ぶ。
解答・解説
ア 販売目的
イ 消費目的
ウ トレーディング
棚卸資産の評価に関する会計基準(企業会計基準第9号)、pars.3、28
連続意見書第四 第一・七
【執筆者紹介】
村上 翔一(むらかみ しょういち)
明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了(博士(経営学))。明治大学専門職大学院会計専門職研究科教育補助講師、敬愛大学専任講師を経て現在敬愛大学経済学部准教授。
<主な論文>
「保有者における電子マネーの会計処理」『簿記研究』(日本簿記学会)第2巻第1号、2019年(日本簿記学会奨励賞)
「ICOに関する会計処理」『敬愛大学研究論集』第98号、2020年
「ブロックチェーン技術の進展と簿記」『AI時代に複式簿記は終焉するか』(岩崎勇編著)、税務経理協会、2021年
「コンセンサス・アルゴリズムの観点に基づく暗号資産の会計処理―マイニング、ステーキング、ハーベスティングの理解を通じて―」『敬愛大学研究論集』第100号、2021年 他
*本連載は、会計人コース2019年11月号「特集:勉強したくなる「習慣化」のススメ 7日間理論ドリル」を大幅に加筆修正したものです。