連載|税理士・会計士・日商1級 Quizuで簿・財:基礎力チェック!(第29回)ーリース会計基準①


穂坂 治宏(税理士)

☆連載のねらいはこちら

問題 リース会計基準①

「ファイナンス・リース取引」とは、リース契約に基づくリース期間の中途において当該( ① )することができないリース取引又はこれに準ずるリース取引で、借手が、当該契約に基づきリース物件からもたらされる( ② )を実質的に享受することができ、かつ、当該リース物件の使用に伴って生じるコストを実質的に( ③ )することとなるリース取引をいう。

解答・解説

① 契約を解除
② 経済的利益
③ 負担

*解約ができず、経済的利益をすべて享受し、かつ、関連するコストを負担することとなる取引がファイナンス・リース取引です。

ファイナンス・リース取引の経済的実質は売買であるため売買処理が行われます(リース会計基準5,9)。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②
第3回 金融商品会計基準③
第4回 金融商品会計基準④
第5回 金融商品会計基準⑤
第6回 金融商品会計基準⑥
第7回 金融商品会計基準⑦
第8回 金融商品会計基準⑧(復習)
第9回 棚卸資産会計基準①
第10回 棚卸資産会計基準②
第11回 棚卸資産会計基準③
第12回 棚卸資産会計基準④
第13回 棚卸資産会計基準⑤(復習)
第14回 商品売買①
第15回 商品売買②
第16回 商品売買③
第17回 商品売買④
第18回 商品売買⑤(復習)
第19回 固定資産Ⅰー①
第20回 固定資産Ⅰー②
第21回 固定資産Ⅰー③
第22回 固定資産Ⅰー④
第23回 固定資産Ⅰー⑤(復習)
第24回 固定資産Ⅱー①
第25回 固定資産Ⅱー②
第26回 固定資産Ⅱー③
第27回 固定資産Ⅱー④
第28回 固定資産Ⅱー⑤(復習)

〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

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note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。


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