【『財務会計講義』のすゝめ】第1回:なぜ、受験生の強力な武器になるのか?


はじめまして! ふくろうです!

私は令和2年公認会計士試験に合格した大学4年生です(令和3年3月時点)。普段は情報収集や受験生との交流のために、Twitterアカウントを運用しています。もしかしたら、ツイートを目にしたことがある人もいるかもしれませんね(笑)

短答式試験、また論文式試験に合格した折、このTwitterアカウントで、『財務会計講義』を薦めるツイートをしたところ、それなりに反響をいただきました。

そして、このたび、『財務会計講義』の編集担当者の方、また「会計人コースWeb」の担当者の方から、「どのように『財務会計講義』を受験勉強に使われたのか書いてみませんか?」と、思ってもいなかった嬉しいお誘いを頂戴しました。

ここでは、この3月の『財務会計講義(第22版)』の刊行に合わせ、全3回にわたって、本書のよい点や実際の使い方をご紹介します。

『財務会計講義』のすゝめ
第1回 なぜ、受験生の強力な武器になるのか?
第2回 どう読んだらいいのか?
第3回 実践!最新22版を読んでみた

一会計士試験合格者の立場からの記事ではありますが、少しでも会計士・税理士受験生の方のお役に立てれば嬉しいです。

『財務会計講義』のココがすごい!

第1回では、『財務会計講義』の6つのポイントをご紹介します。

『財務会計講義』は、1994年の第1版以降、多くの大学生や資格受験生、ビジネスマンに親しまれてきました。

では、一体どこがよいのでしょうか? 私ふくろうが実際に『財務会計講義』を読み込んで、よいと思った点は以下のとおりです。

通読できるボリューム感なのに、財務会計の重要論点を網羅
多くの数値例と仕訳を用いた解説
オーソドックスで、柔らかすぎず堅すぎない解説
ひと目で理解できる、図表を用いた論点整理
最新の制度改正をフォロー
多くの大学で使われている信頼性

①通読できるボリューム感なのに、財務会計の重要論点を網羅

近年、次々と会計基準の新設や改訂が行われています。これに対して、受験生の皆さんは、各会計基準の細かい点に意識が集中しがちではないでしょうか? 

しかし、各会計基準の詳細化が進むほど、会計の基礎的・伝統的な考え方、各論点の幹となる考え方、論点間のつながりを理解していることの重要性は高まるはずです。

会計理論の全体像を理解していれば、「あるべき」像を捉えやすくなります。そうなれば、「記憶いっぺんとう」という勉強ではなく、「基礎的理論の応用」というかたちで、各会計基準を勉強できます。また、いま何を勉強しているのかがハッキリすると思います。

公認会計士試験の話をすると、試験科目の1つである財務会計論は、計算および理論、伝統的な論点から最新の論点、わが国の会計から国際会計という、幅広い知識を問うものです。試験委員も、さまざまな研究・実務分野の専門家で構成されています。そのため、特定の詳細な実務的論点や特異の学説が問われることはないと考えてよいでしょう。

実際の試験問題(特に論文式試験)をみても、実務で問題となる詳細な論点よりも、基本的な幹となる考え方、論点間のつながりが問われていることがわかると思います。

ここまでで、財務会計の全体像を理解することの重要性をおわかりいただけたでしょうか。ここで、『財務会計講義』の出番です!

予備校のテキストは網羅性が重視されており、どうしても各論点を詳細に説明するためにボリュームが多くなりがちです。また、本質的な部分や各論点のウェイトも見えにくいです。

しかし、『財務会計講義』は、財務会計の全体像を解説することを目的としているため、総論と各論の本質的な部分に焦点を当てています。また、おおよそ420ページと通読できるボリューム感で、体系的な理解を助けてくれます。

総論と各論のバランスは、改訂ごとに吟味されており、今日の会計実務において重要視されている点が反映されています。また、『財務会計講義』は、著者である桜井久勝先生がおひとりで執筆されているため、各論点のボリュームに偏りがありません。これによって、論点ごとの重要性を捉えまちがえることが未然に防がれています。これは、実はとてもよい点です。

予備校のテキストで重要なのに端に寄ってしまって見えにくくなっていた「本質」を『財務会計講義』で捉え直してください。そうすれば、またひとつ視界がひらけることと思います。

余談ですが、最近の公認会計士試験の論文式試験第4問の自己金融効果とかも、『財務会計講義』にはバッチリと書いてあったんですよ…(笑)


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