平井孝道
(株式会社M-Cass代表取締役)
CONTENTS
はじめに
出題予想論点
第1問対策
第2問対策
第3問対策
はじめに
日商簿記検定2級試験は範囲が広く、近年は出題のパターンが決まっていないため、出題傾向が読みにくい状況にあります。はじめて見る問題が出題されることも多いのですが、試験問題を全体としてよくみると、その7割程度は事前対策できる問題です。そのため、「解ける問題を確実に解く」という受験の鉄則を意識することで合格ラインに乗ることができると思います。
そして、全体としての対策ですが、商業簿記は難しいため7〜8割程度、工業簿記で9割~満点を目標にする戦略が現実的かと思います。特に工業簿記は点数が取りやすいことから、しっかりと対策を立てるようにするとよいでしょう。
この記事では、日商簿記2級における第1問から第3問(商業簿記)までの出題予想論点と、その5つのポイントを見ていきます。ぜひ、検定試験受験のご参考にしてください。
出題予想論点
【第1問】仕訳問題
(次頁参照)
【第2問】個別論点
(1)有価証券
(2)株主資本等変動計算書
(3)固定資産
【第3問】総合問題
(1)財務諸表(貸借対照表作成)
(2)連結財務諸表作成
(3)財務諸表(損益計算書作成)