【1日1問!〇×会計クイズ】現金預金・金融商品②


加藤大吾
(公認会計士・税理士)

公認会計士試験(短答式)の財務会計論の計算&理論のレベルを想定した○×問題を、2021年5月の本試験まで毎日(月~金)出題! 

もちろん税理士試験の簿記論・財務諸表論、日商簿記1級の対策にも使えます。

○×問題

決算整理後残高試算表に当座預金12,000円と当座借越2,000円が計上されており、それ以外に現金及び預金残高はない。このとき、貸借対照表の現金及び預金には、当座預金と当座借越を相殺した10,000円が表示される。

解 答

×

当座借越は、短期借入金として表示するため、当座預金と相殺してはならない。

解 説

根拠となる表示規則:財務諸表等規則

(流動負債の区分表示)

第49条
流動負債に属する負債は、次に掲げる項目の区分に従い、当該負債を示す名称を付した科目をもって掲記しなければならない。ただし、未払配当金又は期限経過の未償還社債で、その金額が負債及び純資産の合計額の100分の5を超えるものについては、当該負債を示す名称を付した科目をもって別に掲記しなければならない。

三 短期借入金(金融手形及び当座借越を含む。以下同じ。)。ただし、株主、役員又は従業員からの短期借入金を除く。

キャッシュ・フロー計算書においては、当座借越は「負の現金同等物」として取り扱われるので、注意してください。

〈執筆者紹介〉
加藤 大吾(かとう・だいご)
早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師・公認会計士
2003年早稲田大学政治経済学部経済学科卒。2005年公認会計士登録。東京CPA会計学院にて公認会計士講座(簿記)・日商簿記検定講座の講師業務の傍ら、監査法人にて監査業務にも従事。2015年より早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師。著書に『税理士試験 簿記論・財務諸表論 総合問題なるほど解法ナビ』(中央経済社)がある。


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