自分が理想とする「会計人」像を想像しよう


渡邉 圭

1.自分が税理士になったら、どんな社会貢献ができるか想像する

現在、新型コロナウイルスの影響で、残念ながら経営の見通しが不明な中小企業が多く存在しています。しかし、自分が税理士だったら、困っている顧客にどのような支援ができるかを考えることで、将来の「働き方の理念」について方向性を定めることができると思います。

安易な例えではありますが、新型コロナウイルスの支援制度は国、都道府県、市町村単位で異なりますので、これらを整理し、ICT媒体を使い顧客へ情報提供を行うなどの支援方法を考えることができます。

2.学習環境の変化に対応する方法

受験される方は、8月18日(火)から始まる本試験が実際に実施されると信じて学習をしなければなりません。今は、モチベーションを保つことが難しい状況だと思います。そんな時は、身近な人に悩みや愚痴を聞いてもらいましょう。千葉商科大学 会計教育研究所「瑞穂会」に入会して簿記論・財務諸表論を受験する学生達にも、同じことを伝えています。

現在、本学は8月半ばまで学生の学内入構を禁止しているため、学生は自宅で学習をしています。私から学生達には、質問や悩みがあれば24時間いつでも連絡していいよ、と言いました。学生達も気を遣って昼間や夜(たまに深夜)に連絡をしてくれるのが救いです。質問は特殊商品売買関連が多く、悩みは理論の暗記についての相談をよく受けます。

おそらく、他の受験生の方も、同じように悩まれていると思います。例えば、今まで電車の中で理論を暗記していたけど、在宅勤務になり自宅だと理論学習に集中することができないというような場合です。悩み相談は、よく電話で聞くのですが、学生には理論の内容を話させるようにしています。理論の暗記ができていればスムーズに話せますし、逆に上手く話せなければ復習が必要だよと伝えます。

私の受験経験から、言葉に出すと理論を覚えやすくなりますし、理解度の確認をすることができます。学生の中には相手がいないと言葉を出しにくいという意見もありましたので、会話を通じて理論の学習を確認しています。理論の学習で悩まれている方は、覚えた理論を言葉に出して学習の理解度を確認してみてはいかがでしょうか。

3.受験の準備

まもなく願書の受付が始まります。①受験資格の証明証書類の発行、②受験料分の収入印紙と切手、③顔写真、④願書の取り寄せなど、今できる準備を早めに済ませましょう。郵送も遅れる可能性があります。

また、マップアプリなどを利用して試験会場の下見、試験会場付近で休憩できる場所、自宅から会場までの移動時間帯の混雑具合、電車の本数、本試験の前日にホテルを予約される方は予約の確認なども受験前に整理してください。


応援メッセージを投稿させていただきましたが、あえて受験生の方にガンバレとは言いません。これ以上どうやって頑張ればいいのかわからないくらい、皆さんは努力されていますので。

ですので、今はできる限り自分に合う学習方法を見つけ、効率よく学習をして、より受験勉強に励んでいきましょう!!


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