並木秀明
4月7日に緊急事態宣言が発令され、司法試験・予備試験も延期が発表された中、「今年の試験が予定通り行われるか」、「それを考えると勉強が手につかない」、など不安に思っている税理士・会計士受験生も多いでしょう。
しかし、現在のところ税理士試験・公認会計士試験ともに予定通り実施されることが示されています(税理士試験:8月18日~20日、会計士短答式試験:5月24日)。
状況がめまぐるしく変化する中、今後予定が変更されることはあり得ますが、予定されている本試験に向けて、全力で勉強しましょう。
いつの時代も、誰にでも、「時」は人に平等に与えられます。本試験までの残り時間もすべての受験生に平等。でも、どう使うかで結果は大きく左右されます。目の前の1分1秒を真剣に勉強して、昨日の自分より今日の自分が一歩でも成長できるように努力を重ねれば、合格は自ずと近づいてくるでしょう。
この“コロナショック”は、10年後きっと小中高の教科書に載るであろう重大事件。将来、「あの大変な年に合格したんだよ!」と笑って話せるようになるといいですね。
<執筆者PROFILE>
並木秀明(なみき・ひであき)
千葉経済大学短期大学部教授。
中央大学商学部会計学科卒業。千葉経済大学短期大学部教授。東京リーガルマインド講師。企業研修講師((株)伊勢丹、(株)JTB、経済産業省など)。青山学院大学専門職大学院会計プロフェッション研究科元助手。主な著書に『はじめての会計基準』・『日商簿記3級をゆっくりていねいに学ぶ本』・『簿記論の集中講義30』・『財務諸表論の集中講義30』(中央経済社)、『世界一わかりやすい財務諸表の授業』・『マンガ財務諸表入門』 (サンマーク出版) などがある。