オススメ書籍のご紹介
これまで説明してきたように、6月の検定試験から日商簿記3級は、株式会社を対象とした新しいビジネススタイルに対応した検定試験になってきています。そこで、この新試験範囲に対応したオススメ書籍をご紹介します。
1.ド定番『検定簿記講義3級商業簿記』
言わずと知れた鉄板のテキスト『検定簿記講義3級商業簿記(2019年度版)』(本体価格750円)です。「検定簿記講義」シリーズは、これまで累計発行部数700万部(注:編集部調べ)を超える大ベストセラー。
なぜここまで読まれているかというと、日商簿記検定試験に精通した執筆陣が書いているからです。今回の試験範囲の変更はもちろんフォローしていますし、本文では正確で丁寧な説明がされているとともに、例題や練習問題もかなり充実しています。
さらに、巻末には過去問題がついています。「試験範囲、変わったんじゃないの?」と思われる方もいるかと思いますが、新試験範囲に合わせた改題を行っているので、試験対策もバッチリできますよ。
もっと問題を解きたいという方には、姉妹書の問題集『検定簿記ワークブック3級商業簿記』(本体価格750円)もオススメです。こちらも新試験範囲に対応しています。
『検定簿記講義』と各章の構成が一緒なので、同時に学習するとより効果的ですよ。
2.日本商工会議所の公式問題集
もう1つは『ここが変わった! 日商簿記3級問題集』(本体価格1,200円)です。オススメのポイントは大きく2つあります。
まずは、「日商簿記」を主催する日本商工会議所が編集した公式問題集であることです。日本商工会議所が公表しているモデル問題のほかに、本書のために新試験範囲対応のモデル問題を新たに作成し、収録しています。
2つめは、試験範囲が変更になったポイントや出題傾向を効率的に学習できることです。弱点になりそうな新試験範囲を集中的に攻略したい方や、新しい傾向の出題に慣れておきたいという方には特にオススメです。
ひととおり試験範囲を学習し終えた方は、直前問題集として解いてみるのもいいですね。
日本商工会議所のホームページでも販売(発売元は㈱カリアック)していたのですが、そちらは完売してしまったそうなので、「解いてみたい!」と思われた方はお早めにお買い求めください。
次の日商簿記検定試験は、2020年2月23日の開催です。
今回ご紹介した書籍を活用して、試験勉強を頑張ってください!!