2019年度公認会計士試験1位合格者・堀江一史さんにきく  会計士試験学習のツボ


1 会計士試験の勉強をし始めたきっかけは?

高校生のときに、親にすすめられて、1年生で、独学で2級まで合格しました。
その後1級も勉強しようとしたのですが、ボリュームに圧倒されて、しばらくは高校卒業までは放置していました。

大学入学後、特にやりたいこともなかった中、以前勉強した簿記が楽しかったなぁという記憶がよみがえり、またここでも親から会計士試験を薦められて大学1年生の5月からCPA会計学院(以下、CPA)に入って会計士試験の勉強を始めました。

2 大学生活とどう両立させていた?

私は、サークルにも入らず、またバイトもしていませんでした。
ただ、1年生の5月にCPAに入りましたが、2年生の春ぐらいまではしっかり勉強していたわけではなく、大学がメインで空いた時間にCPA(早稲田校)に行くといった感じでした。

本腰を入れ始めたのは、2年生の秋頃からですね。
12月の短答式試験を見すえて必死で勉強し始めました。
この頃から大学とCPAが逆転して、CPAの合間に大学に行くという状況になり、2年生の12月の短答式に合格し、そして3年生の夏で論文式に合格しました。

1年生の頃は、一人で勉強していましたが、2年生になる頃から仲のいい仲間ができて、それからCPAに通うのが楽しくなったんですね。
ですので、私にとっては、CPAがサークルやバイトのような感覚でした。

3 勉強のモチベーションはどう維持していたんですか? またスランプはありました?

私は、もともと遊びに行きたいというタイプではないので、勉強自体はあまり苦になりませんでした。

ただ、2年生の春から3年生にかけて1度完全にヤル気がなくなった時がありました。
このとき、チューターの方に、「(これまでの成績がよかった)君がここで勉強することによって、まわりの人にもよい影響を与えているんだよ」という言葉をかけていただき、「まわりの人の役に立つならもっと頑張ってみよう」と思いリカバリーしました。

また、同じ校舎にライバルがいたので、その人の存在も大きかったと思います。


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