【イメージでつかむ会計基準】第12回:正規の簿記の原則(2)


正確な会計帳簿を作るにはどうしたらよいでしょうか?

前回「正規の簿記の原則1」で解説したように、試合を見ていない人に内容を偽りなく報告するためには、試合の内容が記録されたメモに、①すべての状況、②証拠データ、③統一したルールでの記録を完備し、それを基に報告することが重要です。

この①~③の内容に不備があれば、隠蔽(いんぺい)、データの立証の不十分、不明瞭等、誤った内容を報告してしまう可能性があります。

正確な会計帳簿には次の3つの要件を満たすことが求められます。

まず1つ目が「網羅性」です。これは企業の経済活動をすべて記録することをいいます。次に「立証性」です。これは領収証等、取引が立証できる証拠に基づいて記録されていることをいいます。最後に「秩序性」です。これは、すべての記録が継続的、組織的に行われていることをいいます。

これらを満たす会計帳簿は、一般的に複式簿記によって作成された会計帳簿が該当します。


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