【会計士合格体験記】金融機関を退職し、専念生に。試験勉強に全てを捧げ、1年8カ月で5→8達成!
- 2026/3/13
- 合格体験記

S(退職専念、20代後半)
【受験情報】
受験履歴:2024年12月短答× 2025年5月短答〇 2025年論文〇
学習スタイル:TAC(講義はWEB、答練は対面、自習は予備校の自習室)
▶サムネイルは使用した教材。
会計士を目指したきっかけ
私は新卒で金融機関に入社し、法人営業をしていました。
働く中で、会社が潰れることはほぼなく、クビになる恐れもないが、
①専門性がなければビジネスパーソンとして淘汰されていく
②専門性がなければキャリアのグリップを会社に握られる
③リスクを取る経験を若いときにしておいた方がいい
④会社員という働き方が向いていない
と感じました。
また、
⑤父が税理士事務所を経営しており、専門性を活かした働き方への憧れ
から社会人3年目のタイミングで退職し、公認会計士にチャレンジすることを決意しました。
初めは税理士を目指すことも考えましたが、今までの社会人経験とのシナジーやM&A領域を主戦場にしたいことも考慮し、公認会計士を目指すことにしました。
TACを利用して勉強
当時CPAの勢いがすごく伸びてきていたタイミングだったので迷いましたが、私は講師の方と対面する機会が多いと思われるTACを選びました(※前提として他の予備校に所属したことはないので、他の予備校と比較、または批判するものではありません)。
TACの良いところは、講師の方と対面で接触する機会が多いことです。各校舎に講師の方やチューターの方がほぼ毎日いるため、わからない論点や勉強方法についてすぐに質問することができます。
最初の半年間は質問や相談をしていなかったのですが、質問や相談するようになってから思考の整理や勉強方法の軌道修正をすることができ、成績も上がっていきました。
WEBでも相談はできますが、対面により講師の方が生徒側の温度感を理解して相談にのってくれるため、相談がしやすかったです。
また、教材が適量な点も魅力だと感じました。たしかに範囲が膨大なため多いは多いですが、合格するために必要な論点が選別されていて、初学者にとっては取っ付きやすい量な気がします。
学習戦略
2024年12月短答式試験合格→2025年8月論文式試験合格を目標に設定しました。
予備校のカリキュラムが2年で組まれていることが多く、マラソンのような長期戦と思われがちですが、忘却曲線という最大の敵がいるため、スプリント競技と認識し、早期に合格することが合格可能性を高めると考えました。
短答や論文が不合格となり強制的に勉強期間が1年追加されることを避けるために徹底したことは、以下の通りです。
①モチベーションに左右されないよう習慣化
・その日の調子により、勉強時間を増減させない
→人間の意思は弱いので、調子の悪いことを言い訳にしてサボり出すため、調子が悪くても勉強時間10h以上は確保していました。
・予備校に通学することを勉強のスイッチングにする
→最初1〜2ヶ月は家勉をしていましたが、普段の生活と勉強が区別できず、ダレてきたため、自習室に通うことにしました。
・休みを作らない
最初1ヶ月は1週間に1日休みを入れていましたが、逆にストレスだったため、基本休息日を作らないことにしました。
②質より量
大学は指定校推薦で進学したため、受験経験は中学受験のみです。
そのため、継続して勉強する力はあるものの、自分なりの勉強方法が確立されていないので、早期に勉強方法を確立するためにまずは勉強量を意識しました。
最初から質や効率性を求め、講師の人に合格者の勉強方法を聞き、真似する受験生がいますが、バックグラウンドが違いすぎるため、真似したとしても結果が出る可能性は低い気がします。
むしろ不合格者の方々の共通点を聞き、それをやらないことを徹底しながら自力で勉強方法を確立することが早期合格する上で重要な気がします。
学習方法
12月短答不合格を経験し、どうやってゴッパチを達成しようかと考えたときにまずは勉強方法を大幅に変えました。具体的に何をどう変えたかを書きたいと思います。
①論点を構造的に捉える
短答不合格時はただ問題集を回転、ただテキストを何回も読んでおり、少し捻った応用問題には対応できず、答練では点数のムラがかなりありました。
あくまでテキストや問題集に記載してあることは論点が具体化されたものにすぎず、その状態で頭に入れたとしてもその問題が解ける・テキストの表現であれば理解できる状態にしかなりません。そのため、具体化された情報を抽象化することで、汎用的な知識にすることができます。
具体的な学習方法は
・この論点を一言で表してみる
・この論点を身近な例で例えてみる
・論点同士の共通点と相違点を探してみる
です。この具体化⇔抽象化を繰り返すことで脳内も整理され、短答だけでなく、論文でも役に立ちました。
②相対試験であることを意識する
2024年5月短答でボーダーインフレが起こったことで、8割近く取らないと合格しないのではないかと思っている受験生は多いのではないでしょうか?
私もその一人で、答練・模試、本試験でも点数をかなり気にしており、難しい問題まで解けなければ合格できないのではないかと考えていました。ただ、この試験は相対試験であり、試験の難易度でボーダーが変化します。そのため、周りの人が正解している問題をいかに落とさないかが重要です。そのため、答練や模試で意識してほしいのが、問題ごとの正答率です。特に正答率が40%以上の問題は合格を左右する問題であるため、答練や模試で間違えたらなぜこの問題の正答率が高いのか、なぜ間違えたのか、どうやったら次解けるのかを必ず分析してほしいです。このような分析を繰り返すことで本試験でより実力が発揮でき、合格の可能性を高めると思います。
ゴッパチについて
先日12月短答の合格発表があり、ゴッパチを目指すべきか、それとも科目合格だけ狙いにいくのかなど悩まれている方は多いのではないでしょうか?
私自身も12月短答不合格後にゴッパチを目指すべきなのか、本当に合格することは可能なのかと何度も考え、悩みました。実際にゴッパチを目指し、達成した中で感じたことを書きたいと思います。
約1,600人の論文合格者のうち、大半は過年度や12月短答合格者であり、ゴッパチの合格者は200人くらいしかいないと聞いたことがあります。
そのため、5月短答の合格者が1,000人でそのうち200人しか合格しないと考えるとかなり難しい戦いになるように見えると思います。あくまで私の考えですが、5月短答合格者1,000人のうち、半分くらいは諦めているか、スケジュールに間に合っておらず、スタートラインにすら立っていない人が大半だと思います。そのため、500人のうち200人が論文に合格すると考えると、少し希望は見えないでしょうか?
楽観的な考えだと感じる方も多いかと思いますが、絶望した中で勉強するよりはいい気がします。
そのため、予備校の講師と相談しながら予備校のスケジュールに食らいついていけばゴッパチは可能だと考えます。
ゴッパチほどきつく、達成感のある試練はないと思うので、ぜひゴッパチを達成したときの自分を想像しながら勉強していただきたいと思います。
最後に
会計士試験勉強中はつらいことや苦しいことがほとんどだと思います。ただコツコツと日々の学習を続け、信頼できる講師のアドバイスを「素直に」受け入れていけば、合格できます。ぜひあきらめずがんばってください。
この体験記を読んでいただいた方に少しでも役に立つことができれば幸いです。











