連載 『会計士・税理士・簿記検定 財務会計のセンスが身につくプチドリル』(第25回)ー 金融商品会計⑪


長島 正浩(茨城キリスト教大学教授)

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問題

その他有価証券の評価差額の取扱いについて,2通りの方法を説明しなさい。

解答・解説

(1) 評価差額の合計額を純資産の部に計上する。

(2) 時価が取得原価を上回る銘柄に係る評価差額は純資産の部に計上し,時価が取得原価を下回る銘柄に係る評価差額は当期の損失として処理する。

*金融商品会計基準18項 
 ”⑴全部純資産直入法” ”⑵部分純資産直入法”

◎復習しましょう!
1.CF計算書
2.一株当たり当期純利益
3₋1.金融商品会計①‐⑦
第22回 金融商品会計⑧
第23回 金融商品会計⑨
第24回 金融商品会計⑩

〈執筆者紹介〉
長島 正浩
(ながしま・まさひろ)
茨城キリスト教大学経営学部教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。簿記学校講師,会計事務所(監査法人),証券会社勤務を経て,専門学校,短大,大学,大学院において非常勤講師として簿記会計や企業法を担当。その後,松本大学松商短期大学部准教授を経て,現在に至る。この間35年以上にわたり,簿記検定・税理士試験・公認会計士試験の受験指導に関わっている。

*本連載は,『会計人コース』2020年1月号付録『まいにち1問ポケット財表理論』に加筆修正したものです。


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