このたび、スゴい新刊ができました。
書名は『森田哲彌学説の研究― 一橋会計学の展開』安藤英義・新田忠誓編著、本体5,000円+税。
真面目な内容の紹介は弊社HPの編集者のコメントをご覧いただくとして、ここでは目次に注目!
〇Contents
緒 言(安藤英義)
第1章 森田学説と一橋会計学(安藤英義)
第2章 森田簿記理論と簿記の原理および国際会計基準(資産負債アプローチ)(新田忠誓)
第3章 森田学説における貨幣資本の拘束性概念(壹岐芳弘)
第4章 連結会計基準の発展と森田学説(小宮山賢)
第5章 森田学説における原価主義会計(齋藤真哉)
第6章 森田学説における貨幣資本概念と簿記(関根慎吾)
第7章 混合測定属性モデルの論理と課題(角ヶ谷典幸)
第8章 会計理論構築の方法―森田学説とヴァッター学説(村田英治)
第9章 棚卸資産の評価損と戻入れ(原 俊雄)
第10章 連結財務諸表の利用者と連結資本―米国及び国際会計基準における少数株主持分の取扱いに関する変遷を踏まえて(神納樹史)
第11章 公会計における会計アプローチと複式簿記(吉田智也)
第12章 ニックリッシュ勘定理論の再解釈(西舘 司)
第13章 森田学説における尺度性利益の研究(松下真也)
第14章 実現主義と新収益認識基準―森田学説に依拠して(金子善行)
第15章 動的貸借対照表論における利益計算原則の構造-森田学説への影響を中心に(佐々木隆志)
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森田哲彌先生経歴・著作目録
結 言(新田忠誓)
そうそうたる顔ぶれですね。
そして、もう気づかれた方もいるはず。
そう、税理士試験の試験委員が2名(角ヶ谷典幸先生、原俊雄先生)も執筆されているんですよ。
同一年度で同じ一門から2人も試験委員が出るってスゴくないですか!
そして、中堅・若手の執筆者も将来有望な方々ばかり。
数年後試験委員になりそうな方もいますね。
こちらの論文から必ず試験に出る、というわけではありませんし、内容もハイレベルですので受験生はさすがに読めないでしょうが、先生方の原点になる考え方を示しており、専門学校の先生方は参考になるのではないでしょうか。
また、「第1章 森田学説と一橋会計学(安藤英義先生)」は、日本の会計学界をリードしてきた一橋会計学の系譜がよくわかります。
これも面白いと思いますよ。
ぜひぜひご覧ください!