連載|税理士・会計士・日商1級 Quizuで簿・財:基礎力チェック!(第7回)ー金融商品会計基準⑦


穂坂 治宏(税理士)

☆連載のねらいはこちら

問題 金融商品会計基準⑦

金融資産の消滅の認識に関する方法の名称を2つ示せ(現行の方法を先に示すこと)。

解答・解説

財務構成要素アプローチ、リスク・経済価値アプローチ

*金融資産の消滅の認識に関する方法には、財務構成要素ごとに金融資産の消滅を認める財務構成要素アプローチとリスクと経済価値のすべての移転で金融資産の消滅の認識を行うリスク・経済価値アプローチがあります。

リスク・経済価値アプローチでは、財務構成要素ごとに金融資産の消滅の認識を行うことができず、取引の実質的な経済効果が譲渡人の財務諸表に反映されないため、財務構成要素アプローチが採用されます(金融商品会計基準57)。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②
第3回 金融商品会計基準③
第4回 金融商品会計基準④
第5回 金融商品会計基準⑤
第6回 金融商品会計基準⑥

【執筆者紹介】
穂坂 治宏
(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

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note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。


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