穂坂 治宏(税理士)
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問題 金融商品会計基準⑥
部分純資産直入法の背後にある思想は何か?
解答・解説
保守主義
*部分純資産直入法は、評価差額のうち時価が帳簿価額を下回る評価差額(借方差額)を費用として処理する方法であり、評価差額の全てを純資産として処理する全部純資産直入法と比較して費用を早期に計上する保守主義的な処理方法であるといえます(金融商品会計基準80)。
◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②
第3回 金融商品会計基準③
第4回 金融商品会計基準④
第5回 金融商品会計基準⑤
【執筆者紹介】
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。
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「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。
*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。