17歳で3科目合格、18歳で税理士試験合格の快挙!東京CPA会計学院会計エレメンタリー科神田悠さんにインタビュー


【編集部より】
東京CPA会計学院会計エレメンタリー科(高等課程)に在籍する(2025年3月で卒業)神田悠さんが18歳で税理士試験に合格し、史上最年少と話題になりました。会計人コースwebでは、早速インタビューに行ってきました!

神田悠さんの合格体験記はコチラ

――ご卒業おめでとうございます。
東京CPA会計学院会計エレメンタリー科1期生として、在学中税理士合格は大変な快挙ですね。
税理士なろうと思ったのはいつ頃ですか? 
なぜ会計士ではなく税理士を目指されたのでしょうか?

神田さん 姉が地元の商業高校卒業後、東京CPA会計学院の専門課程に通っていました。
そのつながりで、東京CPA会計学院会計エレメンタリー科(高等課程)の新設を知り、パンフレットを見て、「行きたい!」と思いました。

地元の工場で会社員をしている父から、小さなころから手に職をつける大切さを教えられて育ちました。
元々は高専に行くつもりでしたが、高専に行っても会社に所属して、その一部として働くことになります。
一方で、将来的に独立できる税理士という職業に魅力を感じました。

会計士ではなく税理士としたのは、東京CPA会計学院会計エレメンタリー科(以下、学校)から、税理士試験では簿記をみっちり勉強し、総合的に仕事力がつくと聞いたからです。
また、税理士試験の難しさは聞いていましたが、クライアントと二人三脚でやっていく税理士の仕事内容にとても惹かれて決心しました。

――合格体験記も文章が上手で、学力の高さを感じました。
進学校に行く選択肢もあったと思いますが、中学生で自分の道を決めるのはすごいですね。

神田さん 文章力を褒めていただき嬉しいですが、中学時代は5教科の中では国語は苦手なほうでした。
本も読みますが、読書家というほどではありません。
学校入学前に課題図書として読んだ田中靖浩『会計の世界史』(日経BPマーケティング)は歴史が好きなので面白かったですが。

文章力があるとすると、学校に入ってからの普通科目の授業や、税理士試験の勉強で培われたのかな、と思います。

――15歳で静岡から上京するのは、親御さんも心配されたのではないでしょうか?

神田さん 心配していたのかもしれませんが、「15歳になったら親に甘えずいろいろ挑戦してみろ」と背中を押してくれました。

自立を大事にするのが親の方針だったのだと思います。
小さいころから、いろいろ経験させてもらいました。
そろばんを小5までやっていましたし、習字もやりました。
また、母がピアノの先生で、ピアノを教わったり、ドラムを習いにいったりもしました。
スポーツなども習わせてもらい、自然と挑戦する気持ちが養われたのかもしれません。

また、学校には寮があり、姉も入っていたので、それほど不安はありませんでした。
ただ、いざ上京してみると、洗濯機の使い方がわからなくて母に電話で聞きながら洗濯したりしましね。
親に頼りきりだったと思い知りました。
実家にいると祖母もいて、甘やかしてくれるので、寮に入って大きく成長したと思います。

――食事などはどうされていたのですか?

神田さん ご飯を炊いて、朝は雑炊を作り、昼はおにぎりを持っていき勉強の合間に食べました。
そして、学校で21時くらいまで勉強して、帰ってきてから、冷凍宅配食を食べていました。

――21時まで勉強!

神田さん そうですね。朝9時半から17時くらいまで授業があります。
その後、21時まで自習室が使えるので、専門学校生と一緒に勉強しました。

それほど苦ではなく、「簿記部」のような部活の雰囲気で頑張れました。
姉と一緒に帰るのをルーティンにしていて、「一緒に頑張っている」「負けられない」という気持ちが強かったです。

――ちなみに、合格体験記では、電車の大回りをしながら理論暗記をする勉強法を紹介されていましたが、もしかして「鉄っちゃん」ですか?

神田さん 特に小さいころから好きだったわけではなく、上京して初めて中央総武線各駅停車に乗って、そこから興味が湧きました。
仕事する上でも電車に詳しいといいかなと思って。

今では、JRの関東の路線は大体わかるようになりました。
電車が好きな人は世代を問わずいらっしゃいますし、共通の話題にもなるので、知っていると一石二鳥かなと思いました。

――確かにそうですね。さすがの好奇心です。ただ、高校生で税法に興味を持って勉強するのはハードルが高くなかったですか?

神田さん 法人税は会計からのつながりがわかるので、面白く感じました。
また、税法で法律を始めて学んでみて、会計と違うような「悪いことをしないように」というしくみがあるのも面白かったです。

たしかに、まだまだ世の中のことで知らないことが多いです。
でも、学校では、例えば会計を学ぶ際に出てくる「退職給付」とか「組織再編」とか、一つ一つ丁寧に具体的にイメージが持てるまで教えてくれます。
また、先生方に質問することもできますし、ネットで調べることもできます。
年齢が低いからといってそれほど苦労しなかったように思います。

むしろ、学校では、丸暗記ではなく理解するという学び方を教えてもらっていたので、その学び方が税法にも活きました。

――17歳で簿・財・法の3科目合格、18歳で5科目合格という快挙。親御さんは喜ばれたでしょう。

神田さん そうですね。17歳での簿・財・法3科目合格の時は、合格発表の封筒を開封する動画をリアルタイムで親に送りました。
その時は学校にいて、先生方と一緒に緊張しながら開封しました。

18歳の時は、親と一緒にネットで合格発表を見ました(2024よりネット発表)。
すごく喜んでくれましたね。

――若干18歳で税理士試験合格。これから、どんな道に進まれるのですか。

神田さん 4月から、外資系の税理士法人に就職が決まっています。
日本にとどまらず、海外でも仕事をしていきたいですね。

静岡から東京に出て、すごく視野や広がりました。
今度は日本、世界と視野が広がっていくといいなと思っています。

どう自分が進んでいけば、人生が充実していくか、税理士という資格に捉われずに考えていきたいです。
20歳には実務要件を満たして税理士になります。
そこから、新しい挑戦をしていきたい思います。

――卒業後の貴重な時期に、お時間いただきありがとうございました。

【東京CPA会計学院ってこんなところ!】
東京CPA会計学院は、「考える会計教育」を標榜し、実務にも通ずる柔軟な思考の育成に力を入れています。適正規模の受講生募集を守り、講師と受講生の距離を近づけることで、質問対応や答案の細やかな添削・作成指導に定評があります。

【東京CPA会計学院・高等課程とは?】
高校相当の3年間で、商業高校では取得困難な簿記検定の最高峰である日商簿記1級の取得を目指し、その上で国家資格である公認会計士、税理士を目指すことができます。高等課程は高等学校と同等に扱われます。1期生から3年連続で日商1級・全経上級合格者を輩出しています。
ホームページ:http://college.cpa-net.ac.jp/


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