
谷口速乙
(22歳、明治大学4年)
〈受験情報〉
学習スタイル:CPA通学
合格歴:短答令和5年12月⇒論文令和6年8月
▶トップ画像は谷口さんの学習記録手帳(本人提供)
YouTubeで同窓生の活躍を見て会計士を目指す
私が大学に入学した当初は、会計士を目指そうとは微塵も思っていませんでした。
「周りと同じように就活を始めて大手とか有名なところに就職出来たらいいな」と漠然と考えていました。
考えが変わったきっかけは、たまたま見たYoutubeの動画でした。
当時明治大学2年生の方が、学生兼社会人として既に働いていて、その1日を取材するというものでした。
1つしか学年の変わらない人が、明確な目標を持って働いている姿に感銘を受け、「私もこのようになりたい」と思ったことが、その後難関資格を目指すことにつながりました。
ただ、「学生時代に何かを成し遂げたい」という思いが芽生えたものの、いまいち何をするのかといった具体的なことは定まっていません。
そこで、「何が自分に向いているのか」を考えました。
大学のクラスメイトやサークルの同期、先輩といった身近な人たちが会計士を目指して既に勉強を始めているのを見て、「とりあえず自分も簿記からスタートしてみよう」と考えました。
簿記の勉強を始めてみると、数字を扱うのが嫌いではなかったからなのか、楽しく学べていると感じまました。
「このまま続けてみよう」と思ったのが、大学1年生の秋ごろ、簿記3級の合格直後でした。
その後は、簿記2級の合格を目指して独学で勉強を進め、大学2年の夏休み前に無事合格したことからCPAに入校して覚悟を決めました。
答練は「回転教材」。成績は気にしない!
数ある予備校の中からCPAを選択した理由は、合格実績が飛躍的に伸びていたことと、同期が既にCPAに通っており、友達紹介制度があったからです。
私は、「1.8年スタンダードコース」を受講しました。
週に3~4日講義があり、大学の講義の前後の空き時間を使用してオンラインで消化する日々を続けていました。
また、答練に極力ライブ受験することを心がけており、やむを得ない事情がある際には、なるべく早く「後受け」して提出するようにしていました。
答練では、自分の成績が可視化されて周囲と比較されます。
毎回の答練で一喜一憂している人や、答練のたびに自分の成績を見て精神をすり減らしてしまっている人は少なくないと思っています。
確かに、会計士試験は合格率が低く、非常に狭き門であることから、自分が常にどの位置か把握することは勉強方針を定める際など、効果的かつ効率的に勉強をしていく中ではとても大切なことだと思います。
しかし、ほとんどの人が勉強期間は2年以上という長い期間かかります。
その期間で自分自身を正常にコントロールしていくことが何よりも大切なことだと私は感じました。
実際に、私は短答式試験や論文式試験の直前期に行われる模試や答練では、毎回E判定でした。
さらに言うと、私は答練でA判定をとったことがありませんでした。
こんな私でも、短答式試験と論文式試験を一発で合格することができています。
答練は回転教材としてとらえ、答練で出題されたものは絶対に本試験で解けるようになっていれば判定はどうでもいいと割り切っていました。
また、私の場合は、気分転換にサッカーやランニングをしたり、外出するなど、自分を追い込みすぎないように意識して過ごせていたことも安定して勉強を継続できた理由だと思っています。
時間管理に関しては、スケジュール帳に「科目」と「勉強時間」を記して見える化を行い、効率的に進めていました。
最後に
是非、自分なりのやり方を見つけて勉強を頑張ってください。
途中で勉強を諦めたくなってしまうこともあると思いますが、その時は自分が会計士として働く姿を想像してみてください。
最後に、これから皆さんが納得のいく結果が得られることを心から願っています。
【こちらもオススメ!】
合格体験記の一覧