わらびもち(20代)
<受験情報>
・学習スタイル:CPA会計学院
・受験歴:短答式試験(2022年12月)→論文式試験(2024年8月)
▶︎トップ画像は愛用の電卓
最初の短答式試験までは独学で頑張り、その後CPA会計学院に
公認会計士の存在を知ったのは弟が目指していたためです。
私は、ワークライフバランスを大切にしたいと考えていますが、公認会計士であれば結婚や出産といったライフイベントを経験した後も自分のキャリアを失わずに働ける点に魅力を感じ、目指すことにしました。
学習を始めたのは大学三年生の6月です。
簿記を全く知らない状態から学習を始めたため、簿記3級、簿記2級の市販の問題集を学習してから会計士試験の学習へと進みました。
一つずつ目標をクリアすることでモチベーションを維持できたため、私にはこの方法があっていたと感じています。
初めての2021年12月の短答までは独学で学習していました。
しかし、やはり合格点に届かず独学では限界があると感じ、CPA会計学院に入りました。
そして、2022年12月の3回目で短答式試験に合格することができました。
週50時間を目安に勉強
大学在学中は、大学の授業と並行するため、わざと大学の授業を一コマ開けてその時間を図書館で集中して暗記学習を行い、電車の中で勉強するなど時間の使い方を工夫しました。
また、授業を週に2日に詰め込むことで丸一日勉強に専念できる日を作りました。
その日は、「一日10時間はやる」と決めて取り組んでいました。
なお、勉強時間については、巷では短答期6時間、論文期10時間などと言われていますが、私は、短答期も論文期も変わらず、週50時間を目安にやっていました。
直前期は、さすがに一日10時間超えていました。
短答式試験に合格するまで
短答期は主に財務の計算を強化することに力を入れていました。
そのため、一度目の短答に落ちて以降はコントレと呼ばれるCPAの問題集をひたすら回転しました。
おそらく、20回転は余裕で超えていると思います。
最初はやはり相当時間がかかってしまい、半日をコントレに費やしても1周するのに1か月かかりました。
しかし、だんだん慣れてきて、最後は問題を見るだけで解法や論点が頭に浮かぶようになり、2時間あれば1冊回せるようになりました。
管理会計論は学習当初、最も苦手な科目でした。
点数が伸びる未来が見えないし、無理だとも思いました。
しかし、こちらは過去問や問題集を時間を測ってひたすら解き、一問にかかる時間をどんどん短くしていくことで克服することができました。
監査論は、理解重視とよく言われますが、最初はあまりよく意味が分かっていなかったので短答問題集とテキストをひたすら回転していました。テキストを何往復もしているとだんだんテキストの図が頭の中に入っていき、理解と呼べるのかはわかりませんが一つの論点を言われた際に芋づる式に注意点を思い出せるようになることが大切かなと思います。
企業法は、暗記が多い科目で最初はほとんど違いの判らない組織再編分野などに特に苦労しました。
私は、歌や語呂あわせを使ってどうしても覚えられない違いについては、暗記してしまう方法で克服しました。
2回目で論文式試験に合格するまで
論文期1年目は、どうやってもE判定を抜けきれませんでした。
「私は一生会計士になれないかもしれない」と泣いた日も多かったです。
そのため、答練の日程に遅れてしまったり、租税法がなかなか理解できず時間を半日とられてしまったりと学習にかなり苦戦しました。
一番の敗因は、財務と管理の計算がおろそかになってしまったことだと思います。
結果、経営学では運よく科目合格をとれたものの、総合偏差値48とさえない結果となってしまいました。
12月の短答式試験に受かった人の半分がその年の論文式試験に受かるといわれている中でこの結果は相当きつかったです。
合格しないであろうことは試験終わった直後から感じていたため、10月後半くらいから少しずつ勉強を再開しました。
最初は、租税法と財務の計算を固めようと考え、2つのコントレをひたすら回転していました。
12月に入り、答練が始まると、昨年とは違い、C判定はとれるようになったものの、まだまだたまにE判定が出てしまうこともあったため学習方法の改善が必要であると思いました。
そこで講師と相談するなどして答練において財務の凡ミスが目立つことや監査論の理解が甘いことなど改善点が見つかったため、過去に解いた答練の計算部分のみを回転させることにしました。
結果、ミスのパターンをつかむことができ、合格点まで平均して乗せることができるようになりました。
おわりに
ここまで、自身の学習方法や経験について書きました。
長くなってしまいましたが、あまり出来が良くない私でも何回も問題を解き続ければ合格は不可能ではないということをお伝えしたいです。
これから公認会計士試験に挑戦する皆さんのお役に立ちましたら幸いです。