THE TOUGH(22歳)
<受験情報>
・学習スタイル:LEC通信・アカウンティングスクール
・受験歴:短答式(令和5年5月)→論文式(令和6年8月)
▶︎トップ画像は大谷翔平が飾られたアカウンティングスクールの自習スペース
LECを選んだ理由
LECを選んだ理由は、受講料がとても安かったからです。
一般的に会計士試験の予備校代は80万円。
しかも、この料金は一発合格した場合の料金であり、過年度生になれば100万円を優に超えます。
私は短答も論文も過年度で合格しましたが、LECでの予備校代は50万円もかかっていません。
他校の授業や教材を使用したことないため主観ですが、LECは安い料金で他校と同等以上のサービスを受けられると思います。
講義・教材面でLECが他校に劣っているとは思うようなことはなく、もし今回の試験で不合格になっても他校へ移籍するつもりはありませんでした。
不合格になったら、その原因は予備校ではなく自分の努力不足にあると考えていました。
LECのメリット・デメリット
メリットばかり述べてもLECの本当の良さは伝わらないのでちゃんとデメリットも述べます。
メリット
・とにかく安い
初期投資が少なく、仮に撤退したとしても損失は少なく済みます。
地頭に自信があり、自己管理能力に優れている人は、コスパよく合格したいならLEC一択だと思います。
・授業/教材のクオリティは他校と遜色ない(他校を受講したことはありませんが…)
LECの教材だけでも合格する力はつくと思います。
私はもし合格できないとしたら自分の努力不足だと思っていました。
・LINEで気軽に質問できる
これは他校にはないサービスなのではないでしょうか。超便利です。
勉強だけでなくいろんなことを質問しました。森村先生のレスポンス速度は光の速さを上回ります。
・答練の的中率がエグイ
答練が的中したときは少数派の予備校であることを逆手にアドバンテージを取ることができます。
デメリット
・答練の順位/偏差値が参考にならないことがある
これに関しては他校の人が圧倒的に有利です。ただ、他校の模試を受験すれば自分の客観的な実力を把握できるので私はそこまで気にしてませんでした。
・自律できる人でないと合格は厳しい
他校に比べ校舎での授業が少なく、受講生の大半は通信で授業を受け、答練を自分でスケジュール管理して解くことになると思います。
地頭がよく自己管理能力が高い方は全然大丈夫なのですが、私のように怠惰な人間は自己管理にとても苦労しました。
恥ずかしいことに、私はとても怠惰なので短答答練は一度も提出したことがありませんでした。
ただ、論文グレードアップ答練は必ず期限以内に提出していました。
以上がLECの情報です。
インターネット上でのLECの情報は少ないため、予備校選びに迷っている方の参考にしていただければ幸いです。
費用が安いためサービスの質が低いのではと心配になるかもしれませんが、全くそんなことはありません。
LECの教材をしっかり勉強すれば合格できる力はつくと思います。
アカウティングスクールに進学した理由
アカウティングスクールを卒業すれば、短答式試験は企業法のみ受験すればよくなります。
短答式試験に突破しやすくなるのはもちろん、仮に論文式試験を三振した場合でも有利に働きます。
私がアカウンティングスクールに進学した理由は、セーフティーネットを得たいのはもちろんですが、「公認会計士以外の退路を断つ」という意味合いもありました。
アカウティングスクールの実態
インターネットにはないであろうアカスクの情報として、私がアカスクに通って驚いたことを紹介します。
・一般就職目的で入学する人がかなりいる
意外かもしれませんが、アカスクに入学する人は全員が会計士を志しているわけではありません。年度によると思いますが体感として3~4割くらいは一般就職目的で入学します(これらの人の中で過去に会計士試験の勉強をしていた人はかなりいます)。
・アカスク在学生の合格率はかなり高い
あまり知られていないかもしれませんがアカスク在学生の論文合格率はかなり高いです。
前期の授業はほとんど取らず、試験勉強に集中するといったことができるのが勝因だと思います。
・授業は会計士試験に直結しない
アカスクの授業は、会計士試験対策ではなく、ごく一般的な教養の授業です。
会計士試験の勉強に著しく影響を及ぼすわけではありませんが、試験前はアカスクの授業や課題が煩わしく思うことがあります。
ただ、授業は楽しいですし、課題を通して力をつけることができたと思います。
・アカスクはいいぞ
授業は試験対策に直結しないものの、アカスクは会計士試験の勉強をするのに最高の環境だと思います。
同級生の存在はモチベ―ションになりますし。また、勉強以外にも学ぶことが沢山あります。
さらに、アカスクは大学院であるため、各人に個別の机が与えられます。
これがとても便利でした。
私のような怠惰な人が会計士試験に合格できたのは、100%アカスクの環境と周りの友達に恵まれていたからです。
以上が、あまり知られていないアカウティングスクールの実態です。
インターネットにはアカスクに関する情報が少ないため少しでも参考になれば幸いです。
学習法や学習計画について
リコール(recall)を重視
私はインプット・アウトプットではなく「リコール(recall)」を重視しました。
特に財務の論証などは空で言えるようになるまで何度も何度も思い出しました。
リコールを高速化するとさらに効果を発揮します。
そのポイントは一元化です。
私は財務の論証に関して、答練・模試で出された問題をテキストの該当箇所に書き込んでいました。
テキストを周回するたびに答練も復習することになるのでとても効率よく勉強できたと思います。「recall」と「一元化」をすることで成績がとても伸びました。
論文式突破の決め手となったLECの答練
論文式試験に関してはLECの論文グレードアップ答練が合格の決め手です。
毎回、本番同様に解き、添削してもらい、フィードバックを行い、改善をするというサイクルを繰り返していると論文式試験の膨大な量の記述に対する耐性がつきました。
論文式試験の勉強は、基本的に論文グレードアップ答練を解いて復習するだけで合格する力がついたので、あれこれ勉強法に悩まず勉強することができました。
先生方も「論文グレードアップ答練を全て提出した人の合格率はとても高い」と仰っていました。
論文式試験の勉強は、グレードアップ答練が最優先でよいと思います。
モチベーションの保ち方やマイルール
健康的な食事と運動、睡眠に特に気をつけました。
食事はビタミンとタンパク質が中心です。
野菜・果物もしっかり食べることが精神的安定に繋がります。
また、糖質をがっつりとるのは本当は良くないと思いますが、私はおなかがすいて集中力がそがれることが嫌だったのでがっつり食べていました。
運動は、基本的に毎日ランニングをしていました。
ランニングの途中で見る景色がものすごく好きです。
ランニングばかりだと飽きるので、素振りやリフティング、壁当て(思いっきり投げてたらよく近所のおじさんに怒られてました)もしてました。
毎日30分から1時間以上は運動する時間があったと思います。
運動後はゆっくりお風呂に入っていました。
試験後は1日2回入るくらいお風呂でリラックスするのが好きです。
睡眠はできるだけ8時間以上をとるようにしていました。
ただ、ストレスで自律神経が乱れる関係で、もっと寝たくても早く起きてしまう日がかなりありました。
睡眠は全ての行動の基盤なので睡眠時間を削って勉強することは本当にお勧めしません。
また、直前期でも毎日1時間以上はゲームをしていましたし、答練・模試後の日はオフにしていました。論文期における平均的な勉強時間は6時間程度だと思います。
グレードアップ答練をしっかり解いて復習していれば問題ないと思ったので、むやみやたらに勉強時間が長くなることはなかったです。
ゲームに関しては、試験2日前でも「ゼルダの伝説ブレオブザワイルド」をしていました(流石に試験前日にはしません)。
とても面白いのでオススメです。
ストイックになり過ぎず、適度に休憩することが長期的に安定した質の高い勉強をするコツだと思います。
最後に
勝たんしかLEC!!!
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