<連載6>税理士試験・会計士試験・簿記検定 重要論点「純資産」集中ゼミ(第26回)ー株主資本等変動計算書(復習)

集中ゼミ

穂坂 治宏(税理士)

◎連載のねらい
・1日1問、各論点の穴埋め問題を解くことで、各論点のキーワードを押さえるようにします。
・これにより、財務会計の理論・計算の基本的な考え方を理解できるようにすることが目標です。

Q10 株主資本等変動計算書とは,( ① )の部の1会計期間における変動額のうち,主として( ② )の各項目の変動事由を報告するものである。★

A
① 純資産
② 株主資本
*株主資本等変動計算書基準1

Q11 株主資本等変動計算書の必要性を2つ述べよ。★
剰余金の配当,( ① )の計数の変動期中に可能である。
純資産変動要因が増加し,各項目の数値の( ② )が把握しにくい。

A
① 株主資本
② 連続性
*株主資本等変動計算書基準17,18

Q12 株主資本等変動計算書の記載項目の範囲に関する考え方を2つ述べよ。★★
・国際的な調和を図るため純資産の部の( ① )の項目とする。
当期純利益とこれを生み出す株主資本との関係を示すのが重要であり,純資産のうち( ② )のみとする。

A
① すべて
② 株主資本
*株主資本等変動計算書基準20

Q13 株主資本等変動計算書には,純資産の部のすべてを開示する。株主資本の各項目は,( ① )ごとにその金額を表示し,株主資本以外の各項目は,原則として,当期変動額を( ② )で記載する。★★

A
① 変動事由
② 純額
*株主資本等変動計算書基準6,8

Q14 株主資本と株主資本以外で株主資本等変動計算書の表示が異なるのはなぜか。★★
株主資本それ以外の項目では1会計期間の変動事由ごとの金額に関する情報の( ① )が異なり,また,事務負担の増大を考慮したためである。

A
① 有用
*株主資本等変動計算書基準21

〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏
(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士。ネットスクールで簿財(標準)を担当。本誌「会計人コースWEB」への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

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note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、会計人コース2020年6月号付録「スリー・ステップ式財表理論パーフェクトNavi2020」の一部を再構成したものです。


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