【日商簿記3級】今年も刊行! 超ロングセラー『検定簿記講義/ワークブック』で本質的な力を身につけよう!


新年度がはじまり、新しい目標を立てチャレンジしようと思ったり、前向きな気持ちになれる季節。
学生であれば就職活動に備えて、社会人はキャリアアップの一環として、資格試験に挑戦する方もいることでしょう。
なかでも、日商簿記検定の合格に向けて勉強する方も多いのではないでしょうか。

日商簿記検定については、書店に行くとたくさんのテキストや問題集が並んでいます。
どれを選ぼうか悩んでしまう方もいると思いますが、今回ははじめて簿記を学ぶ方を対象に、編集部がオススメする検定簿記講義/3級商業簿記検定簿記ワークブック/3級商業簿記をご紹介します。

『検定簿記講義』の特徴は?―全体像が最初にわかる!

まずは『検定簿記講義』。

毎年春に中央経済社から刊行され、今では60年以上の歴史をもつ超ロングセラー。
多くの大学で、簿記の授業のテキストとして採用されています。

大きな特徴は、その構成。
以下が『検定簿記講義/3級商業簿記』(2024年度版)の目次です。

第1章 簿記の意義としくみ
第2章 仕訳と転記
第3章 仕訳帳と元帳
第4章 決算
第5章 現金と預金
第6章 繰越商品・仕入・売上
第7章 売掛金と買掛金
第8章 その他の債権と債務
第9章 受取手形と支払手形
第10章 有形固定資産
第11章 貸倒損失と貸倒引当金
第12章 資本
第13章 収益と費用
第14章 税金
第15章 伝票
第16章 財務諸表

最初に簿記の意義や、仕訳のルール、帳簿の種類など、基本的な解説があるのは、多くのテキストに共通しています。

本書の特徴は、そのすぐ後の第4章で「決算」という全体像について解説していることです。
第5章以降は「現金と預金」→「繰越商品・仕入・売上」→「売掛金と買掛金」……と、日常取引における仕訳の解説に続きます。
一方、ほとんどのテキストでは「現金と預金」や「売掛金と買掛金」から始まり、続いて「決算」という構成がとられています。

企業では、商品を仕入れたり売ったり、現金が出たり入ったり、お金を貸したり借りたり、日常的にさまざまな取引を行い、それに伴う「お金の動き」を記録します。
ただ、それだけでは企業が「どれだけ儲けたか」「どれだけの財産があるのか」といったことは正確にわからないため、記録を整理し、まとめる必要があります。

この「記録を整理し、まとめる」という一連の手続きを「決算」というのですが、『検定簿記講義』では、はじめに「決算」を勉強し、そこから「現金と預金」など日常取引の記録について学びます。
「決算」という簿記のゴールを最初に学ぶことで、なんとなく個々の仕訳を学ぶのではなく、仕訳の意味や目的を意識した学習ができるように工夫されているのです。

日常取引と決算は、つながっています。
「決算」という簿記の目標や全体像をはじめに知っておくことで、その後の内容も、なんのための勉強なのかがわかり、より楽しくスムーズに理解できるのではないでしょうか。

『検定簿記ワークブック』の効果的な使い方

もうひとつ、『検定簿記講義』に対応した問題集の、『検定簿記ワークブック』があります。

テキストと問題集を活用したオススメの使い方は、「行ったり来たり」学習法
というのも、『検定簿記講義』と『検定簿記ワークブック』の章の見出しは、同じ構成になっています。

そのため、テキスト(検定簿記講義)の第1章「簿記の意義としくみ」を終えたら、次は問題集(検定簿記ワークブック)の第1章「簿記の意義としくみ」に取り組んで、知識をかためていくことができます。

つまり、文字どおり「行ったり来たり」することで、インプットとアウトプットを並行して、効率的に勉強することができるんです。

また、簿記は「たくさんの問題を解くことが大切」と言われますが、『検定簿記ワークブック』には豊富な問題が収録されています。
しかも、何度も同じような問題を解かせるのではなく、なるべく多くのパターンを解けるように工夫されているので、本書を繰り返し解くだけで、日商簿記検定試験の合格に必要な力を十分つけることができます。

担当編集者によると、執筆者は日商簿記検定を熟知した方ばかりで、『検定簿記講義』も『検定簿記ワークブック』も、これまでの出題実績や出題傾向を徹底的に分析したうえで、例題や練習問題を作っているとのことなので、受験を考えている方には心強いですね。

総合模擬問題で本試験対策も!

検定簿記講義』、『検定簿記ワークブック』のどちらにも、本試験対策ができる「総合模擬問題」が収録されています。

3級の本試験では、ネット試験でも統一試験でも大問が3題出題されます。
配点の大部分を占めるのが、第1問の「仕訳問題」。
以前の日商簿記検定試験では、勘定科目を書かせる解答方法だったのが、数年前からはネット試験の施行に伴って、記号もしくはプルダウンで選択する解答方法に変更されています。

本書の総合模擬問題も、本試験に対応するように、記号での解答方法で出題されているのが特徴の1つ!

古いテキストや問題集の場合、従来の「勘定科目名で解答する」という形式で仕訳問題が作られていることもあります。
合格に近づくためには、現在の出題形式に対応した最新版の活用をおすすめします!

書誌情報

検定簿記講義/3級商業簿記

編著者:渡部 裕亘・片山 覚・北村 敬子
定価(紙版):946円(税込)
発行日:2024/02/29
A5判 / 376頁
ISBN:978-4-502-49051-4
Amazonの購入ページはコチラ楽天ブックスの購入ページはコチラ

検定簿記ワークブック/3級商業簿記

編著者:渡部 裕亘・片山 覚・北村 敬子
定価(紙版):946円(税込)
発行日:2024/02/29
B5判 /  232頁
ISBN:978-4-502-48951-8
Amazonの購入ページはコチラ楽天ブックスの購入ページはコチラ

「簿記講義シリーズ」に関する情報はコチラ


関連記事

【お知らせ】申込受付中!『わかる! 使える! うまくいく! 内部監査 現場の教科書』(浦田信之 著)出版記念セミナー

好評発売中✨『マニュアルには載っていない 会計士監査 現場の教科書』

【広告のご案内】掲載要領(PDF資料)

ページ上部へ戻る