【会計士合格体験記】常に新しい勉強法を探し求め、試行錯誤を繰り返して、自分に最適な学習方法を見つけ出すことにより大学3年生で一発合格!


武吉 結貴
(20歳、西南学院大学3年)

<受験情報>
学習スタイル:CPA会計学院(通信講座)
受験歴:短答式(令和4年12月)→論文式(令和5年8月)
▶︎トップ画像は使用していた電卓と手帳(本人提供)

公認会計士を目指したきっかけ

私が公認会計士を目指すきっかけは、大学での簿記の授業でした。
簿記の問題を解くことに楽しさを感じ、より高いレベルを目指したいと思い、当初は税理士を目指すことを考えていました。しかし、その頃、友人から公認会計士を目指しているという話を聞き、初めて公認会計士の存在を知りました。

調べてみると、公認会計士は会計と監査の専門家であり、難易度は高いものの、税理士よりも短期間で合格する可能性が高いことを知りました。
そして、高校時代の部活動で培った忍耐力を活かし、努力を重ねれば自分でも在学中に取得できるのではないかと考え、公認会計士を目指すことを決意しました。

マイルール-情報収集と自己分析を徹底的に行う

地方での通信学習であったため、学習方法や情報においてディスアドバンテージを負わないように、情報収集と自己分析を徹底的に行っていました。

講師との面談で常に勉強の方向性を確認する!

講師との面談は毎月1回行っており、面談前には半日を費やし、自分が取り組んでいた勉強法や当時の答練の点数などを徹底的に洗い出していました。
そして、どこに問題があったか、どこで迷っていたかを分析していました。
その後の講師との面談時には、毎回約20の質問を用意し、次回の面談までに迷いなく全力で勉強に打ち込めるように方針を固めていました。

毎回の講師面談は内容が濃く、本当に充実した時間だったと感じています。

いろいろな勉強法を試行錯誤する!

さらに、他の人の勉強方法や計画について学ぶ時間を意識的に多く取り入れていました。
合格者のブログやnote、私が通っていた予備校であるCPAの講師やチューターの発言、X(旧Twitter)の投稿やスペース、そしてCPAカレッジ(YouTube)を隙間時間に見ていました。
そして、新しい教材を試すべきか、新しいコミュニティに参加するべきか迷ったときはとにかく試してみていました。

合わなければすぐにやめ、合えばラッキーという気持ちで取り組んでいました。
質問や相談をする先生やチューターの数も多く、同じ相談を色々な人にして、多角的な視点を常に持てるように意識していました。

私の勉強法や学習計画には、自分が0から生み出したものは全くなく、他の誰かの勉強法を真似し組み合わせていました。
そのため、勉強方法や学習計画は論文式試験の当日まで毎月のように変わっていました。

常に意識していた3つのことー勉強時間・休憩時間の過ごし方・模試等の成績

明確な勉強方法や学習方法が定まっていなかったものの、大きく以下の3つのことは常に意識して勉強していました。

他の受験生より多く勉強する!

1つ目は、学習時間を人よりも多く確保することでした。
私の平均の学習時間は10時間を超えており、直前期には15時間以上にも及んでいました。
私は人よりも要領が悪く、記憶力もないと自覚していたため、せめて人よりも多くの時間を学習に費やさなければ到底合格にはたどり着けないだろうと思っていました。

そこで、起きている時間はすべて学習時間に費やそうと考え、登校時間、お風呂、食事、トイレ等の時間も苦手な部分の講義を聞くなどして、机に向かっている時間以外も学習時間に充てるようにしていました。

休憩時間をダラダラとらない!

2つ目は、休憩時間の取り方に気を付けることでした。
私は休憩時間に携帯でYouTubeやX(旧Twitter)にダラダラと何十分も費やしてしまうことが多かったので、休憩時間は寝るか講義(勉強方法解説講座や各科目のガイダンス等)を聞くかのどちらかにしていました。
そうすることによって休憩時間がダラダラ伸びることもなく、すぐに切り替えて学習に取り掛かれるようになりました。

答練・模試の順位にこだわる!

3つ目は、直前答練と模試の順位にこだわることでした。
答練をただの練習と位置付けるのではなく、常に本番を意識することで、答練を解いている時だけでなく、答練までの期間も常に緊張感をもって学習できていました。

モチベーションはどう維持したか?

モチベーションを維持するため、私は公認会計士試験に合格した時を思い浮かべていました。
私が所属していたサークル(西南学院大学第一国家試験準備室)では定期的に監査法人とのイベントを行っており、そこに積極的に参加していました。
そこで、公認会計士の方と直接話すことにより、将来のイメージを具体化させていました。

また、周りの人に公認会計士の勉強をしていることを積極的に話し、絶対に合格すると宣言していました。
その結果、自分を追い込むことができ、後がないという状況を作り出していました。
それにより、周りの人からの応援を受けながら勉強を進めることができ、落ちたくないなという思いからモチベーションも大いに上がっていました。

さいごにー自分自身が行っている学習方法を“信じられるか”が大事!

公認会計士試験合格に際して、特別な勉強法を用いたわけではありませんでした。
しかし、常に新しい情報を探し求め、試行錯誤を繰り返すことで、自分にとって最適な学習方法を見つけ出すことができました。
受験界には絶対的な勉強法など存在しません。
合格者が行った方法がすべての人にとって正解とは限らず、不合格者が行った方法がすべての人にとって間違いとは限りません。

大切なのは、自分自身が行っている学習方法を“信じられるか”どうかです。
そのためには、多角的な視点を持ち、多様な選択肢を持った上で、学習方法を選択する必要があると思っています。

受験生活は厳しく、時には長い道のりとなるかもしれません。
しかし、新たな視点を持ち続け、諦めずに挑戦し続けることで、必ず合格できると信じています。

この記事を読まれている皆さんが合格できる事を心から応援しています。
少しでも私の体験記が受験生の皆様のお役に立てれば幸いです。

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