<連載>税理士試験・会計士試験・簿記検定 重要論点「金融商品・CF計算書」集中ゼミ(第31回)ー 「社債」・「債権」の復習

集中ゼミ

穂坂治宏(税理士)

◎連載のねらい
・1日1問、各論点の穴埋め問題を解くことで、各論点のキーワードを押さえるようにします。
・これにより、財務会計の理論・計算の基本的な考え方を理解できるようにすることが目標です。

Q14 自己の発行した社債の時価による清算には事業遂行上等の( ① )があるため,( ② )か償却原価を貸借対照表価額とする。★★

A
① 制約 
② 債務額
*金融商品基準26,67

Q15 売上債権に対する貸倒損失は,販売促進のための( ① )供与に伴うコストであり,売上収益に( ② )する費用と考えられる。★

A
① 信用
② 対応

Q16 債権は,活発な市場がない場合が多く,( ① )の入手が困難か,売却を意図していないため,時価で評価せず,( ② )から貸倒引当金を控除した金額で評価する。★

A
① 時価 
② 取得価額
*金融商品基準14,68

Q17 一般債権は貸倒実績率法,貸倒懸念債権は,財務内容評価法ないし( ① )法,破産更生債権等は,財務内容評価法による。★★

A
① キャッシュ・フロー見積
*金融商品基準28

Q18 キャッシュ・フロー見積法とは,元利金の将来キャッシュ・フローを見積ることができる場合において,将来キャッシュ・フローを当初の約定利子率で割り引いた金額の総額と債権の( ① )との( ② )を貸倒見積高とする方法である。★★

A
① 帳簿価額
② 差額
*金融商品基準28⑵②,93

〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏
(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士。ネットスクールで簿財(標準)を担当。本誌「会計人コースWEB」への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

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note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、会計人コース2020年6月号付録「スリー・ステップ式財表理論パーフェクトNavi2020」の一部を再構成したものです。


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