連載 『会計士・税理士・簿記検定 財務会計のセンスが身につくプチドリル』(第35回)ー 金融商品会計⑳


長島 正浩(茨城キリスト教大学教授)

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問題

ヘッジ会計の2つの方法とは?

解答・解説

(1)繰延ヘッジ会計とは,時価評価されているヘッジ手段に係る損益又は評価差額を,ヘッジ対象に係る損益が認識されるまで純資産の部において繰り延べる方法である。

(2)時価ヘッジ会計とは,ヘッジ対象である資産又は負債に係る相場変動等を損益に反映させることにより,その損益とヘッジ手段に係る損益とを同一の会計期間に認識する方法である。

*桜井23版,108頁
 ”原則は繰延ヘッジ会計で時価ヘッジ会計も認められる”(金融商品会計基準32項)

◎復習しましょう!
1.CF計算書
2.一株当たり当期純利益
3₋1.金融商品会計①‐⑦
3₋2.金融商品会計⑧‐⑭
第30回 金融商品会計⑮
第31回 金融商品会計⑯
第32回 金融商品会計⑰
第33回 金融商品会計⑱
第34回 金融商品会計⑲

〈執筆者紹介〉
長島 正浩
(ながしま・まさひろ)
茨城キリスト教大学経営学部教授
東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。簿記学校講師,会計事務所(監査法人),証券会社勤務を経て,専門学校,短大,大学,大学院において非常勤講師として簿記会計や企業法を担当。その後,松本大学松商短期大学部准教授を経て,現在に至る。この間35年以上にわたり,簿記検定・税理士試験・公認会計士試験の受験指導に関わっている。

*本連載は,『会計人コース』2020年1月号付録『まいにち1問ポケット財表理論』に加筆修正したものです。


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