連載|税理士・会計士・日商1級 Quizuで簿・財:基礎力チェック!(第3回)ー金融商品会計基準③


穂坂 治宏(税理士)

☆連載のねらいはこちら

問題 金融商品会計基準③

債券を債券金額より低い価額又は高い価額で取得した場合において、取得価額と債券金額との差額の性格が( ① )と認められるときは、( ② )に基づいて算定された価額をもって( ③ )としなければならない。

解答・解説

① 金利の調整 
② 償却原価法 
③ 貸借対照表価額

*償却原価法の基本的な取扱いについての出題です(金融商品会計基準16)。

債券金額と取得価額との差額が生ずる要因には、金利の調整と認められる場合以外に債券の発行会社の信用リスクの悪化に基づく場合があります。

償却原価法が適用されるのは金利の調整の場合に限定されます。

◎復習しましょう!(バックナンバー)
第1回 金融商品会計基準①
第2回 金融商品会計基準②

【執筆者紹介】
穂坂 治宏
(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士(簿財法所消)。ネットスクールで簿財(標準)を担当。月刊誌「会計人コース」(現在は休刊)への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

【編集部からオススメ!】

☆☆穂坂先生の次の著書は、財務諸表論の受験者の必読書です!☆☆

『税理士財務諸表論 穂坂式つながる会計理論【第2版】』
ネットスクール出版
定価:2,640円(税込)

ご購入はこちらから

☆☆SNSやブログでも積極的に受験情報を提供されています!☆☆

ツイッター(@bokironkousi)
毎日提供されている理論・計算の問題は、受験生なら必見!

ブログ「税理士試験 簿記論 講師日記」
これまでに蓄積された膨大な記事は、学習内容・勉強法ともに受験生が困ったときの貴重な情報源!

note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、「会計人コース」2019年3月号「忙しくても〈簿・財〉電卓いらずのちょい解きエクササイズ67」を大幅に加筆修正したものです。


関連記事

ページ上部へ戻る