【簿・財】間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問 ⑥貸倒引当金の処理⑵
- 2021/7/26
- 合格戦略
平井 孝道
(株式会社M-Cass 代表取締役)
税理士試験(簿記論・財務諸表論)まで毎日(土日祝日を除く)出題!
専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)など15年を超える指導経験をもつ平井孝道先生に、実際の本試験の問題を改題のうえ、頻出の典型論点を20題作成していただきました。
問 題
次の仕訳を示しなさい。
前回の続きとして、売上債権の期末残高について、従来より「一般債権」、「貸倒懸念債権」及び「破産更生債権等」に区分し、貸倒懸念債権については、債権残高の50%、破産更生債権等については、債権残高の100%として貸倒見積額を算出の上、差額補充法により貸倒引当金を設定している。
解答
(借)貸倒引当金繰入 500,000 (貸)貸倒引当金 500,000
・貸倒懸念債権(Q社):1,000,000×50%=前期貸倒引当金設定額500,000円
・1,000,000円×100%-前期貸倒引当金設定額500,000円=当期繰入額500,000円
【執筆者紹介】
平井 孝道(ひらい・たかみち)
株式会社M-Cass 代表取締役
日商簿記検定1級合格、税理士試験2科目合格、公認会計士試験合格。専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)などの15年を超える指導キャリアをもつ。
※ 本記事は、会計人コース2020年8月号収録「簿・財 間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問」を編集部で再構成したものです。
バックナンバー
①現金過不足の処理
②銀行勘定調整の処理
③定期預金の処理
④期末商品評価の処理
⑤貸倒引当金の処理⑴