【税理士試験】全国模試で試したい「答案復元」②―実践方法―


税理士受験生応援ブロガー くまお

くまお
財務諸表論(2016年)・簿記論(2017年)・所得税法(2018年)の3科目に合格。税法科目免除のために大学院へ進学(2019年)、国税審査会へ修士論文を提出(2021年)。現在は、審査結果を待ちながら2023年の税理士登録を目標に修行中!

ブログ「税活.com」にて、税理士試験受験生を応援する記事を配信。実践的かつ役立つ内容で、多くの受験生の支持を得ている。

▶前回の記事「メリットとコツはこちら。


答案復元の方法―理論編

財務諸表論

記号や穴埋め問題の場合は、何を答えたのか設問番号近くの余白にメモ書きしておきましょう。

ダブルチェックの意味合いも兼ねて、私は『解答を考える→設問番号の余白に記入する→解答欄に転記する→転記ミスがないか確認して設問番号を斜め線で消す」という一連の手順を守っていました。

こうすることで、転記ミスを防ぐことができますし、そのものズバリ答案復元にもなります。

記述式の場合は、まず素読みの段階で分類します。

「企業会計原則」なら△印を、「会計基準」なら〇印をつけます。次に、「資産負債の論点」ならB/Sと、「収益費用の論点」ならP/Lとメモ書きをします。

そして解答を組み立てていきます。

このときに「キーワードとなる語句」を余白にメモ書きしておきましょう。税法科目で説明する「タイトル挙げ」ができるならば、なおよしです。

答案復元は、これらのメモ書きを見ながら白紙に書き起こしていきます。

記号・穴埋め問題は、そのものズバリをメモ書きしているはずですから、転記するだけで完了です。

記述式問題は、問題用紙にメモ書きした印や「キーワードとなる語句」をもとに書き起こします。

税法科目

理論テキストをベタ書きする場合は、素読みの段階で「タイトル挙げ」をします。

これは解答すべき理論タイトルと枝番号をすべて書き、不要な番号を×印で消す作業のことで、解答の骨子であり、答案復元になります。

事例問題であっても、根拠法令は理論テキストをベースに書きますから、「タイトル挙げ」は覚えておいて損はない方法ですよ。

答案復元の方法―会計科目計算編

全般

問題を解く順番や解き方は決めていますか? 

行き当たりばったりでは解ける問題もミスしがちですし、答案復元も難しいでしょう。

まずは解き方のコツを掴んで、答案復元に活かしましょう!

退職給付引当金はは箱図、貸倒引当金は表、商品系は箱図、と私は決めていました。

ちなみに商品系の箱図は、左から順に「債務→仕入→債権」と並べて書くことで、箱と金額の流れとを一致させることができます。

個別問題

仕訳が問われたときは、余白に仕訳を略語でメモ書きしましょう。略語は自分がわかればOKです。

参考までに、現金:C、当座預金:当ヨ、受取手形:うて、売掛金:UX、資本金:CP、繰越利益剰余金:くりり、為替差益:かさ+、という感じで私は書きます。

総合問題

仮計を作る人は、それを集計すれば答案復元ができますね。前T/Bに積み上げる人も同様です。

私は、答案用紙に書いた答えを問題文中の後T/Bに転記(手順は前述の「財務諸表論」記号・穴埋めと同様)していますので、復元も簡単にできます。

まとめ

全国模試を受けたらすぐに答案復元しよう!

仮想本試験です! 本試験で答案復元をするのですから、全国模試でも同じ行動をしましょう!

(余談:私は本試験で前泊するホテルに全国模試の前日に泊まりました。仮想本試験の極みです。)

全国模試で答案復元できればそれでよし!

一度やってみてできれば十分です。自分の解き方が定まっていれば練習の必要はありません。

答案復元の方法を追求するよりも、解き方のパターンを確立しよう!

全国模試で答案復元が上手くできなかった人は、復元の練習をしてはダメですよ! 答案復元ができないということは、理解不足や解き方が定まっていない、演習不足など何かしらの弱点があるということです。全国模試で把握した弱点を克服することに集中しましょう!

2018年に受けた他校の全国模試で私は「理論D判定、計算S判定」でした。そこから弱点克服に集中し、同年に所得税法の合格を掴みました。今から弱点を克服すれば今年の合格も夢ではありません。模試の結果に一喜一憂せず、本試験合格を目標に頑張りましょう!


※ 本記事は、会計人コース2019年5月号掲載「全国模試で試したい「答案復元」法」を編集部で再編集したものです。バックナンバーはこちらからお買い求めください。


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