心得⑥ 基本論点(Aランク)の習得に徹する!
「学習効果を意識する」ということは、学習カリキュラムをどのように消化していくかという点でも同じです。というのも、社会人受験生はすべてのカリキュラムを消化することが、実際のところ難しい面もあるからです。
それにもかかわらず、「これは実務でよく出てくるから」と、授業でほとんどやらない=本試験で出題されても合否にさほど影響しない項目にばかり目を向ける人も多いです。
税理士試験で重要なのは、受験生の大半が答えられる基本論点を、自分もいかに正確に解答できるかです。
そういった点からも、社会人受験生は、カリキュラムをただやみくもにこなすのではなく、
- 本試験で出題されたら絶対に合わせなきゃいけない項目(=Aランク項目)はどれか?
- その解答精度は他の受験生と比べて負けていないか?
この2つの点を、厳しい目をもって見極め、この習得に全力を傾けることが何よりも大切です。
繰り返しになりますが、本試験はAランク項目さえしっかり合わせれば勝負になります。あれもこれもと中途半端に手を広げるのではなく、まずは基礎をしっかりと固めることに注力すること。応用論点の学習はそれができてからで十分です。