会計士を目指す皆さん、こんにちは!
「会計人コースWeb」編集部です。
新しい年となり、会計士論文式を受験された方は、いよいよ就職活動が本格スタートします。
1月7日の記事では、有限責任監査法人トーマツの採用担当者の方に、「トーマツならではの魅力」や「伸びる人材」についてお話を伺いました。
今回は、有限責任監査法人トーマツの若手スタッフの方に、今のお仕事や就職活動についてお聞きしました!
監査法人への就職を検討しているなら、必ず目を通しておきたい情報が満載です☆
お話を聞いた方
有限責任監査法人トーマツ
監査・保証事業本部 第一事業部
スタッフ
武井 俊介 さん
(2020年一橋大学卒業、2019年論文試験合格)
有限責任監査法人トーマツ
監査・保証事業本部 第一事業部
スタッフ
赤城 希奈 さん
(2019年横浜市立大学卒業、2019年論文試験合格)
それぞれにそれぞれのやりがいがある!
―まずはじめに、現在どのようなお仕事をされているのか、どんなやりがいがあるかを教えてください♪
【武井さん】
大企業を担当しているからこそのやりがいを感じています。
私は、比較的大きなクライアント1社に専任で携わっていますが、大企業を担当しているからこそのやりがいを感じています。
扱う論点が難しいのですが、チームの先輩に指導してもらいながら、頑張っています。
また、クライアントが新聞の誌面を飾ることもある大きい会社なので、記事が掲載されるたびに「自分も関わっている会社だ」とやりがいを感じています。
【赤城さん】
自分の意見が反映されたときの喜びは大きいです。
私は、中堅規模の会社を3つ担当していますが、こうした中堅規模の会社を担当すると、武井さんが担当しているような大規模な会社とはまた違ったやりがいがあると思っています。
たとえば、自分の意見が反映されやすいことです。
担当する会社自体がこれから準備を整えていくような場面もありますが、そのようなとき、スタッフの私でも意見を伝えることができるため、やりがいを感じています。
1年目からチャレンジできる環境がある!
―前回、採用担当者の方へインタビューしたとき、「トーマツには何事にも挑戦できる風土がある」というお話を伺いました。実際に働いてみて、「チャレンジできているなあ」と感じる部分はありますか?
【赤城さん】
長い目で見ても色んなことにチャレンジできる!
トーマツには1年に1度、自己申告書制度があり、自分の希望を率直に伝えることができます。
働いているうちにやってみたいことが生まれたら、それを書いて聞いてもらえる環境があるのは恵まれていると感じます。
また、私は今後もトーマツで頑張っていきたいと思っていますが、たとえば、何年も働いているうちに他のことにも挑戦してみたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。
その場合でも、トーマツはグループ会社が充実していて、実際にモビリティ(異動)も推進されているので、他のことへのチャレンジも可能だと思います。
こういった点でもトーマツには、長期的な視点で見ても、新しいことにどんどんチャレンジできる環境があると感じています。
【武井さん】
どんなことにもチャレンジできる!
たしかに、私がトーマツに入社した決め手も「チャレンジできる環境」でした。
実際に働いてみると、クライアントも日々大きく進化していて、そのなかで自分も新たなことにチャレンジすることができています。
具体的には、1年目でも英語の資料を目にすることが多いです。
たとえば、クライアントへのヒアリングで、世界各国から届く法律用語が多く含まれた英文資料に目を通す必要があります。
もちろん大変なこともありますが、それでも先輩に教えてもらいながら、1年目でもチャレンジできる環境にやりがいを感じています。
また、赤城さんが担当しているような中堅規模の会社にも興味があり、「中堅規模も見てみたい」と申し出たところ、そういった会社も今後担当することになりました。
トーマツは、若手の「~してみたい」という意思を柔軟に反映してくれるところだと思います。
「風通しのよさ」を日々実感!
―同じく前回の採用担当者の方へのインタビューで、トーマツの魅力の1つとして「組織をタテ割りにしない」というお話を伺いました。実際に働いてみて、それを実感することはありますか?
【武井さん】
チーム内で積極的にコミュニケーションをとっています。
たしかに、タテ割りという意識はあまりないです。
チーム内で積極的にコミュニケーションをとっていますので。
「チームの一員」という意識で働いており、普段から「風通しのよさ」もすごく感じています。
私は、チームで1社に専任で携わっているので、だからこそ、チームの人たちがコミュニケーションをとろうと積極的に動いてくれています。
たとえば、定期的に「調子どう?」と聞いてくれたり、チーム内メンター制度もあるので、プライベートなことを含めて何でも相談できる先輩もいます。
他には、週に1回、パートナーと話す機会もあって、勉強になることも多いです。
若手でも気軽に色んなことが話せる雰囲気があるのがトーマツの魅力です。
【赤城さん】
わからないことがあっても質問しやすい雰囲気があります。
私も事業部の壁を感じたことはないです。
現在IPOに関与しているのですが、「どこかの部署にいないとIPOには携われない」といったことはありません。
それは、トーマツの組織としてのよさだと思います。
また、武井さんも言うように、先輩たちに質問しづらいといったこともなく、本当に風通しのよさを感じています。
「入社してよかった!」と思う瞬間
―さまざまな場面でやりがいを感じているお二人ですが、特に「入社してよかった」と思う瞬間はどのようなときでしょうか?
【赤城さん】
グループの一員として働けるやりがいがあります。
デロイトトーマツグループは組織が充実していて、グループが一体となって価値を生み出していると思います。
このことは、就職活動のときからトーマツならではの魅力だと感じていて、強く惹かれている部分でもありました。
だからこそ、そんなグループの一員として働くことができていると思うと、「入社してよかったなあ」と感じます。
【武井さん】
トーマツの魅力はやっぱり「人」!
常々「トーマツに入ってよかった」と感じていますが、ひとつ挙げるのであれば、やはり「人がいい」ということでしょうか。
トーマツは、チーム内で積極的にコミュニケーションをとっていて、先輩たちも優秀な方ばかりで仕事をサポートしてくれます。
プライベートな話をしていても楽しく、仕事とかは関係なく「この人たち好きだなあ」と思える人が多いです。
ファーストキャリアは監査法人で!
―ここから就職活動のときのお話も聞いてみたいと思います♪ お二人は最初から監査法人が第一志望だったのでしょうか?
【武井さん】
監査の経験を積んでこそ会計士!
そうですね、基本は大手から中小まで監査法人を見ていました。
他に、セカンドキャリアとして保険会社に行く方もいると聞いたので、会計士以外の人がいる場にも足を運んで話を聞いたりもしました。
ただ、「会計士は監査をしてこそ」と思っていたので、まずはやはり監査法人で経験を積もうと考え、監査法人を第一志望としました。
なかでも、グローバルな仕事に興味があったので、「それならBIG4だ」となり、そこから細かく就職活動を進めていきました。
【赤城さん】
自分の気持ちに正直に!
私もファーストキャリアは監査法人で考えていて、いわゆるBIG4を中心に見ていました。
ただ、最初の法人説明会はフラットな目で見るようにしましたが、それ以降の事業部の説明会やリクルーターとの個別面談の段階では、ある程度まで絞るようにしていました。
就職活動を進めるうちに気になる法人や人がどんどん限られてくるので、そこまでいったら、あとは自分の気持ちに正直に行動していました。
なるべくたくさんの人に会って、法人の魅力を見つけよう!
―法人ごとの違いを見つけるのが難しいという就活生の声もよく聞きます。お二人は、法人ならではの魅力や志望理由をどのように見つけていったのでしょうか?
【赤城さん】
フラットな目で、たくさんの人に会うのが大事!
やはり法人ごとで違うのは、そこで働く人や雰囲気だと思います。
そのため、先入観をもたず、できるだけたくさんの人の話を聞いてほしいです。
そのなかで法人や働く人の雰囲気を感じ取ることで、法人ならではの魅力や自分がやりたいことが自然と見つかってくると思います。
監査法人の就活は、落とすことが前提の一般企業の就活とは違います。
どの法人の方も、自分の会計士としてのスタートをどこにしようか、真剣に考えている人に対して丁寧に説明してくれます。
せっかく勉強してここまで来たので、どんどん話を聞いて頼りにしていきましょう!
【武井さん】
自分の中に軸をもつのが大事!
たしかに法人ごとの違いを見つけることは難しく、私も就活をやっていけばいくほど、法人の違いがわからなくなっていました。
ただ、そこで大事にしていたことが、「自分の中で軸を決める」ということです。
私の場合、「一緒に働く人」と「クライアント」に軸を置いていたので、「この人のもとで仕事をしてみたいか?」「どんな企業の監査に携わることができるか?」といった観点から就職活動を進めていくようにしました。
法人という大きな括りではなく、そこで働くチームや人に視点を移していくイメージです。
自分に合う法人に入社するには、自分の決めた「軸」を起点に、多くの人に会ってみることが大事だと思います。
そのためにも私は、大学の先輩たちをはじめ、たくさんの人を紹介していただき、実際に会って話を聞くようにしていました。
どんな経験もアピールポイントになる!
-自己PRに悩まれる就活生も多いと思いますが、お二人はどのように自己PRを考えていましたか?
【武井さん】
これまでの経験を振り返ってみる!
たしかにトーマツでも長所・短所を聞かれました。
私の場合、高校時代の部活でキャプテンをしていた経験からリーダーシップをアピールしたり、アルバイトの話もまじえて責任感の強さも伝えていました。
これまでの人生を振り返って、アピールポイントを見つけていました。
【赤城さん】
「試験を頑張った」も立派な長所!
公認会計士試験は本当に長期戦なので、「持続的にコツコツ努力できる」ということをアピールしていました。
ただ、これは私に限らず、公認会計士試験を受けた方全員にいえる強みだと思います。
たしかに、試験勉強に専念してきた方だと、いわゆる「学生時代に力を入れたこと」に悩まれるかもしれませんが、それは決してサークルやボランティア活動である必要はないと思います。
「公認会計士試験を頑張った」というのも、十分に1つのアピールポイントになります。
やりたいことを思いっきり楽しむことも大事!
-合格発表を待つこの時期だからこそ、やっておくといいことはありますか?
【赤城さん】
新たな趣味を見つけるのがオススメ。
今までできなかった、自分が興味のあることを思う存分楽しんでほしいです。
これまで本当に色んなことを我慢してきたと思うので、今ののんびりした貴重な時間を大切にしてください。
特にオススメなのは新たな趣味を見つけること。
入社後、「合格発表後は何してた?」は、新人の間でよく話題に上ります。
そういうときに、盛り上がる趣味やエピソードがあるといいなと思います。
実際にトーマツは、本当に個性豊かなメンバーがたくさんいるので、新たな趣味を見つけると楽しいと思います。
一つやっておけばよかったと後悔しているのが運転免許の取得です。
学生の早いうちから勉強を始めている方だと、私のように取るタイミングを逃している方も多いのでは……と思います。
社会人になると身分証明に困ることがあるので、取っておくべきだったなと実感しています。
【武井さん】
人間としての幅を広げる期間!
「やるべきこと」思考よりは「やりたいこと」思考で過ごしてほしいです。
仕事をするようになったら、こんなにゆっくり休める期間や時間はなくなるので、今のうちにやりたいことを思う存分やってください。
私自身も実際、サークル活動や友人と出かけたり、映画やゲームとか、ジムで運動など、やりたいことをやっていました。
勉強以外のことも仕事にも活きると思っています。
たとえば、入社後に色んな人と話すとき、エピソードをもっていたら、そこから新しいコミュニケーションが生まれたり、仕事が円滑になったりします。
人間としての幅を広げるためにも、やりたいことをやるのがいいと思います。
就活生へのメッセージ
-最後に受験生へのメッセージをお願いします!
【武井さん】
行動あるのみ!
重要な選択の場面、納得のいくまで積極的に行動してください。
今はコロナ禍で大変かもしれませんが、オンラインだからこそフットワーク軽く行動できる面もあると思います。
行動した分だけ、入社後のギャップは少なくなり、満足のいく就職活動になると思うので、頑張ってください!
【赤城さん】
悔いのないような就職活動を!
まずは、論文式試験おつかれさまでした。
しっかり休むのが一番ですが、徐々に「会計士としてのスタートラインをどこに置くか」を考えていってください。
今年は、コロナの影響で、合格発表後すぐに面接→内定と、例年以上に怒涛の勢いで就職活動が進むと思います。
監査法人の就活、入社後も、希望が実現できるように動いていけるので、積極的に取り組んでほしいです。
後悔のない、最良の選択ができるように頑張ってください!
-貴重なお話をありがとうございました♪
お話を聞いた監査法人
有限責任監査法人トーマツ
デロイト ネットワークのメンバーであり、デロイト トーマツ グループの主要法人として、監査・保証業務、リスクアドバイザリーを提供している。日本で最大級の監査法人であり、国内約30の都市に約3,200名の公認会計士を含む約6,600名の専門家を擁し、大規模多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしている。
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