【1日1問!〇×会計クイズ】現金預金・金融商品⑫


加藤大吾
(公認会計士・税理士)

公認会計士試験(短答式)の財務会計論の計算&理論のレベルを想定した○×問題を、2021年5月の本試験まで毎日(月~金)出題! 

もちろん税理士試験の簿記論・財務諸表論、日商簿記1級の対策にも使えます。

○×問題

破産法を適用した債権(債権金額3,000円、担保として受け入れた定期預金証書1,000円)に対して、貸倒引当金を計上する。

(借)貸倒引当金繰入額 3,000
 (貸)貸倒引当金 3,000

解 答

×

債権金額3,000円から担保の処分見込額である定期預金証書1,000円を差し引いた残額について、貸倒引当金を計上する。

(借)貸倒引当金繰入額 2,000
 (貸)貸倒引当金 2,000

解 説

根拠となる会計基準:企業会計基準第10号「金融商品に関する会計基準」

2.貸倒見積高の算定方法
28. 債権の貸倒見積高は、その区分に応じてそれぞれ次の方法により算定する 。

(3)破産更生債権等については、債権額から担保の処分見込額及び保証による回収見込額を減額し、その残額を貸倒見積高とする。

担保として差し入れられている処分見込額は確実に回収できる金額です。よって、破産更生債権等に区分された債権について、財務内容評価法により貸倒見積高を算定する場合は、債権金額から担保処分見込額を差し引いた残額について、貸倒引当金を計上します。

〈執筆者紹介〉
加藤 大吾(かとう・だいご)
早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師・公認会計士
2003年早稲田大学政治経済学部経済学科卒。2005年公認会計士登録。東京CPA会計学院にて公認会計士講座(簿記)・日商簿記検定講座の講師業務の傍ら、監査法人にて監査業務にも従事。2015年より早稲田大学大学院会計研究科非常勤講師。著書に『税理士試験 簿記論・財務諸表論 総合問題なるほど解法ナビ』(中央経済社)がある。


関連記事

ページ上部へ戻る