【簿・財　間違いさがしで実力チェック】第２回：現金預金②


ココが間違い！

当座勘定調整表において，③手形決済の誤記入による減算金額は8,000円ではなく，16,000円となる。よって，解答の貸借対照表の当座預金は1,091,000円となる。

１．当座勘定調整表
Ⅰ 企業側残高　　　　　 1,100,000
Ⅱ 増　加　高
① 未渡小切手　　　　＋　　 7,000
Ⅲ 減　少　高
③ 手形決済の誤記入　△　　 8,000
(省略)
２．B/S当座預金
1,100,000円(整理前T/B)＋7,000円(未渡小切手)－8,000円(誤記入)
＝1,099,000円
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【正しい解説】
１．当座勘定調整表
Ⅰ 企業側残高　　　　　1,100,000
Ⅱ 増　加　高
① 未渡小切手　　　　＋　　7,000
Ⅲ 減　少　高
③ 手形決済の誤記入 　△ 　16,000
(省略)
２．B/S当座預金
1,100,000円(整理前T/B)＋7,000円(未渡小切手)－16,000円(誤記入)
＝1,091,000円

チェックポイント

期中に仕入先Ｃ社に対する約束手形を決済した際に，次の誤った仕訳を行っている。
＜誤った仕訳＞
（借）当座預金　8,000
　　　（貸）支払手形　8,000

正しくは，当座預金を減少させ，支払手形を減少させる必要があるので，次の仕訳を行う必要がある。
＜正しい仕訳＞
（借）支払手形　8,000
　　　（貸）当座預金　8,000

よって，勘定科目を貸借逆に仕訳を行った場合，正しい仕訳へ修正するためには，正しい仕訳の２倍の金額で，次の修正仕訳を行う必要がある。
＜修正仕訳＞
（借）支払手形　16,000
　　　（貸）当座預金　16,000

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