将来の経営を担うビジネスパーソンのための新資格“中小企業BANTO認定試験”を受験しよう!(特別編) ―編集部が他の資格試験の学習がどのくらい活きるか、受けやすさを考えてみた!


2 中小企業診断士

 中小企業診断士の第1次試験の科目は、「経済学・経済政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・政策」の7科目あります。
 この中で、
「財務・会計」→BANTOの第2章と第1章の財務分析
「企業経営理論」→BANTOの第1章
「経営法務」→BANTOの第4章
と重複しますね。

 なお、中小企業診断士はビジネスパーソンに人気がありますが、学習内容や難易度が非常に高い国家資格です。
 ですので、最終的に中小企業診断士を目指す、という方も、まずは中小企業BANTO認定試験を受験してみて、適性を判断するというのもよいのではないでしょうか。

3 日商簿記検定・ビジネス会計検定

 中小企業BANTO認定試験と日商簿記検定・ビジネス会計検定で関連するのは、主に第2章ですね。

 なお、公式テキストを見る限り中小企業BANTO認定試験の会計については、簿記の知識は直接的には求められてはいないように思われます(ただ、工業簿記・原価計算については、日商簿記2級の知識で解けると思われます)。

 むしろ会計学の基本的な考え方や、各取引等が決算書にどう影響するかという視点が重視されていますので、ビジネス会計検定のほうが近いかもしれません。

 とはいえ、日商簿記3級、欲を言えば2級まで学習していると中小企業BANTO認定試験の会計・財務についてはスムーズに学習できると思われます。

 また、ビジネス会計検定の知識は、第1章の財務分析でも活きますね。

4 ビジネス実務法務検定

 ビジネス実務法務検定3級の学習範囲は、①ビジネス実務法務の法体系、②企業取引の法務、③債権の管理と回収、④企業財産の管理と法律、⑤企業活動に関する法規制、⑥企業と会社のしくみ、⑦企業と従業員の関係、⑧ビジネスに関連する家族法、となっています。

 これと先ほどの目次を見比べてみると大部分が重複していることがわかりますね

 ですので、ビジネス実務法務検定3級を学習済の方は、経営法務については大部分学習済と考えて良さそうです。

 いかがでしたか?

 本認定試験は、よく見てみるとメジャーな資格試験と結構重複することがわかったと思います。
 ですので、これらを勉強したことがある方は最初から大きくリードしているともいえるでしょう。

 ぜひ本認定試験にチャレンジしてみませんか?

*なお、試験実施要領や試験の詳細、サンプル問題等は、公益社団法人全国経理教育協会「中小企業BANTO認定試験」特設サイトを参照ください。

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