【イメージでつかむ会計基準】第26回:重要性の原則(3)


渡邉 圭

重要性の原則は、「大事なものは厳密な会計処理を、重要でないものは簡単な会計処理を」とイメージすれば覚えやすいですよ。

消耗品のボールペンを例に解説していきます。たとえば、ボールペンを100本購入したとします。

決算になり未使用の本数を調べたところ1本が未使用でした。

厳密な会計処理をするのであれば、未使用の1本分は消耗品勘定(資産)として計上し、使用した99本は消耗品費勘定(費用)として処理します。

この1本を資産として計上することが重要でなければ、資産計上しない簡単な会計処理が認められます。

重要性の原則を適用して、重要性に乏しいものについて簡便な処理で行うことは、正規の簿記の原則に従った処理として認められ、真実な報告をゆがめないとされています。

資産および負債の省略が容認される例を、一部ですが紹介します。

●資産
消耗品や貯蔵品等、重要性に乏しいものについては、購入時または払出時に費用として処理することができます。

●負債
修繕引当金等、重要性に乏しい引当金は負債に計上しないことができます。


固定ページ:

1

2

関連記事

いま受験生にオススメの本

「会計人コース」バックナンバーはこちら!

ランキング

  1. 1
    公認会計士論文式試験まで残り1ヵ月。過去に「5月短答式→8月論文式」を突破した先輩は、直前期にどん…
  2. 2
    編集部  本試験までいよいよ2ヵ月を切り、受験生の皆さんは最後の追込みに突入ですね。 …
  3. 3
    みなさん、こんにちは! 「会計人コースWeb」編集部です。 大学生の人気が高まっているという…
  4. 4
    日商簿記検定の統一試験(第158回)が、6月13日(日)に実施されました。 “新しい試験制度…
  5. 5
    藤木 広(資格試験のFIN主任講師/公認会計士・税理士) 令和3年公認会計士試験(短答式)の…
ページ上部へ戻る