大学院体験記(通学編) ―切磋琢磨して成長を実感する


1 大学院進学を決めた理由

私が大学院進学を決めた理由は,ひと言でいえば大学院進学という選択肢を自分自身で肯定できる心境になれたからです。

私は税理士試験に合格して税理士になることにずっとこだわり続けていました。なぜなら大学院に進学して科目免除を受けることは「試験からの逃げ」つまりは敗北であり,「資格を金銭で買う行為」であると考えていたからです。しかし,このように考えながらもいつ試験に合格できるのかわからない不安と容赦なく重ねていく歳に焦りを感じ,大学院進学という選択肢を完全に消し去ることもできないでいました。

このような折り,同僚から「もう大学院行っちゃえば? 試験受けている時間がもったいないよ。」という言葉を投げかけられ,この言葉が大学院進学へと一歩足を踏み出すきっかけとなりました。

2 大学院の選び方

情報収集の方法は,専らインターネット検索と実際に大学院を修了した元上司や知人へのインタビューでした。

私は最終的に名古屋商科大学大学院(東京丸の内キャンパス)を選択したのですが,その選択基準は「自分の成長に繋がる環境」と「通いやすさ」の2つでした。

成長できる環境という面では,同校は経営学コースの講義も履修でき,条件を満たせばMBAを取得できるという点に魅力を感じました。関与先の社長と一緒に会社経営について考えていけたらより一層仕事が充実すると考えたからです。また,成績が相対評価であり,成績下位30%は単位を落とすという厳しい環境も本気で勉強するためにはプラスであると考えました。正直なところ単位がとれるか不安もありましたが。

通いやすさという面では,職場から2駅しか離れておらず,自宅からも乗り換えなしで通学でき,駅からも近かったのでこの点については申し分ありませんでした。

MBAを取得できるためか他の大学院より学費が高かったのですが,ハローワークの専門実践教育訓練給付の対象となっていたため,最終的な自己負担額は他の大学院とさほど差がなかったです。

3.入試試験対策

私が受験した大学院の入学選考方法は小論文と面接でした。小論文の課題は何が出題されるのか全く予測できませんでしたし,面接に対する私の考え方は「面接官の問いに対して自分の考えを素直に伝える」ただこれだけでしたので,特別な対策は何もしませんでした。


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