【マイ・オフ・タイム】「宿泊登山」はやめられない


村橋秀一

はじめまして、公認会計士の村橋です。

「山頂に登るだけで何が楽しいの?」とよく聞かれますが、山頂以外にも色々な楽しさがあります。山の中で星や夕空を見上げながら食べるご飯の美味しさ、星空を見上げながらワインを飲む楽しさ。キツイ・危険というイメージは一面でしかありません。

宿泊登山ノススメ

いきなりですが皆さん、山の中で宿泊する登山をしてみませんか? 山から眺めるご来光・星空、山ご飯。これらは山で宿泊してはじめて楽しめます。

登山で楽しめることは登る山によって千差万別です。我々の業界も専門が税務やら相続やらと色々あるのと同じです。登る山は「登り方」と「登山時間」で変わります。「登り方」は、普通の「往復」登山、稜線を歩いて複数の山を歩く「縦走」登山にわけられ、「登山時間」は「日帰り」、「宿泊」にわけられます。概ね「日帰り」は低い山、「宿泊」は高い山に登ります。

私はテント泊縦走登山が好きです。真っ青な空の下、稜線の縦走路をボーっと歩き、夕焼けを眺めながらご飯を食べ、夜中にテントを抜け出して空一面の星を眺め、朝焼けを見ながらコーヒーを飲むのが好きです。山ご飯もやりたい放題です。ホットサンドにしたり、たこ焼きをしたり、鉄板とワインを持って行って塊肉を焼いたり。楽しそうじゃないですか?

宿泊登山にオススメの山

難易度が高くなく(高尾山~陣馬山を縦走できるくらいの体力、技術で行ける範囲で)、山の中で一泊。そういう山のオススメは、雲取山・涸沢カール・白馬乗鞍岳~白馬岳です。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: hyou.png

まず、雲取山。東京都最高峰で山頂付近の山小屋かテントで一泊できます。山頂から朝焼け・夕焼けが眺めやすく、しかも富士山も良く見えます。朝焼けで真っ赤に染まる手乗り富士山の写真はオススメです!

次に涸沢カール。人気の上高地から奥穂高岳へ向かう登山道の中間地点の谷(カール)にあり、朝焼けで谷が真っ赤に染まる瞬間、カール一面に広がる無数のテントがランタンの明かりで夜の闇に浮かび上がる様、とても幻想的です。

一番好きなのは「白馬乗鞍岳~白馬岳」の縦走路。白馬乗鞍岳直下で一泊、朝日を横目に歩き出すと、すぐに森林限界を超えます。その瞬間、木のトンネルが消え、目の前に白馬岳までの果てしない稜線と登山道が飛び込んできます。そして空には雲一つない青空!

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: myof2020.4-1.jpg
白馬乗鞍 白馬

ぜひ、山の中で一泊を

いかがでしたか? 山の中で一泊する魅力、少しでも伝わったでしょうか。少しでもいいな、と思ったならぜひ一度体験してみてください。それでも登山はちょっとという方は、千畳敷カールはどうでしょうか。ロープウェイ駅の目の前にカールが広がり、駅の横にホテルがある好立地です。そこで一泊すれば登山せずに千畳敷のご来光・星空を楽しめます。私が宿泊登山をオススメする理由、その一部をご体験頂けるはずです。

〈執筆者紹介〉
村橋 秀一(むらはし・ひでかず)
公認会計士/村橋公認会計士事務所代表)
2006年監査法人トーマツ入社、監査業務に従事しながら大学院で金融工学を修了。その後、コンサルティングファーム、大手投資銀行で一貫してM&A業務に従事し、2017年に独立開業。独立後は、税務務や経理の顧問業務は一切やらずにFA・財務DD・価値評価といったM&A関連業務や、業務委託・非常勤での支援業務を実施。お困り事があれば、是非お気軽にご相談ください。h.murahashi@ms01.jicpa.or.jp

※ 本稿は、『会計人コース』2020年3月号に掲載した記事を編集部で再編成したものです。


【編集部からのオススメ関連記事】
家族とのキャンプ
「食」は心と体の基礎
めがねに捧げる愛
「日本酒」の奥深さに魅せられて
畑の作業で仕事を考えない時間をつくる
アラフィフになってもフットサル
「宿泊登山」はやめられない
時を超える旅~お城めぐり
“フットワーク”軽く 今日も走る
初心を思い出させたDJの経験


関連記事

ページ上部へ戻る