【税理士合格体験記】働きながら簿・財合格!決め手は朝勉と勉強時間の計測
- 2026/2/20
- 合格体験記

やまちゅー(30代・会社員)
【受験情報】
合格科目と合格年:簿記論、財務諸表論(ともに2025年度)
受験回数:簿記論1回、財務諸表論2回
学習スタイル:簿記論→かえるの簿記論・財務諸表論(通信)、財務諸表論→TAC(教室通学)
▶サムネイルは模試。
中小企業診断士取得後に税理士を目指す
私はもともと企業再生の分野に関心があり、まず、2021年に中小企業診断士を取得しました。
企業再生を極めるためには中小企業診断士だけではなく、会計の知識も必要です。
公認会計士と税理士で迷った挙句、仕事をしながら目指していくには、税理士の方が良いと思い、税理士を目指すことにしました。
そのため、税理士資格を取得した後も、独立の予定はなく、サラリーマンを続ける予定です。
簿記知識はほぼゼロからスタート
簿記の知識は、15年ほど前に、数日だけ勉強して、たまたま受かった簿記3級のみです(簿記2級は持っていません)。
税理士を目指すにあたり、ほぼゼロからのスタートでした。
なお、中小企業診断士の1次試験「財務会計」でも簿記2級レベルの問題は一部出題されますが、簿記の範囲を全て捨てても合格点をとれる自信があったため、全て捨てていました。
予備校はかえるの簿記論・財務諸表論とTACを利用
簿記論:かえるの簿記論・財務諸表論(+TAC外販問題集)
会計人コースにも定期的に寄稿されている、諸角先生が開講している通信講座です。
初学の方が無理なく授業についていけるように設計されており、進度は、恐らく大手予備校と比べればゆっくりです。その分、とにかく基礎力をつけることに重点を置いています。
諸角先生は、TACで税理士講座の講師を長年務めていたたことから、とても分かりやすいことはもちろんのこと、受験生のクセもよくご存じなので、的確なアドバイスをくださいます。そして何より、レスポンスが早いです。質問や答練の提出は基本メールなのですが、大半は1~2時間以内に返ってきます。とてもありがたい限りです。
「簿記一巡がとにかく大事」ということを、授業の中でしきりに仰っていましたが、2025年度簿記論(第3問)はまさに簿記一巡を理解しているかどうかで明暗が分かれると言っても過言ではない問題でした。こうした、テクニックに走らない、簿記の基礎を徹底的に叩き込んでいただけたからこそ、2025年度の試験で高得点が取れたと思っており、先生にはとても感謝しています。
この講座は、「試験に受かるため」に、枝葉の論点は省き、その代わり、「試験に受かるため」の基礎力を徹底的に磨き上げることで、応用力を身に付けるというスタンスになっています。そのため、この講座をマスターすれば、合格にかなり近づけます。
財務諸表論:TAC教室通学(+TAC外販理論問題集)
2024年度合格目標の基礎マスター・上級コース、2025年度合格目標の上級コース、いずれも教室講座に通学していました(先生の了承を得ているわけではないので、宣伝は控えます)。
勉強方法
特別なことはしていません。普通の受験生がやるであろうことを愚直にやったまでです。
簿記論(第1問・第2問対策)
毎週授業が配信されますので、そのテキストと問題集(付属問題集及びTAC外販問題集)を使い、授業の内容は次の週までにマスターすることを徹底しました。また、授業のない年末年始やGWを使ってそれまでの総復習をし、苦手な論点やよく間違える問題は何度も解き直しをしました。答練や模試で自分の苦手論点を認識し、その範囲の問題を徹底的に潰していきました。
簿記論(第3問対策)
答練・模試・TACの外販問題集(総合問題(基礎編、応用編))を何度も繰り返し解きました。答練・模試・外販問題集基礎編は最低でも3周、外販問題集応用編は6周しました。集計はしていないですが、1年間で延べ200問は解いたのではないかと思います。
財務諸表論(理論)
TACの理論テキストの暗記と理解、アウトプットとして、答練の他、TACの外販問題集(理論問題集(基礎編、応用編))を使用していました。
理論は徹底的な理解と暗記です。これに尽きます。予備校の授業を余すことなく聞き、わからないことは先生に質問し、理解を深めました。その上で、とにかく暗記です。
財表の理論は全体の理解をすることが大切です。予備校の理論テキストは、単元ごとに内容が分断されていますが、会計理論は、表向きの内容は違っても、根底は全てつながっているため、全体を理解することで、個々の内容の理解にもつながります。
不合格年度は、暗記先行であり、全体像の理解ができていなかったのが敗因でした。2年目は、全体像を把握し、根底は全てつながっているという点に気づいてからは、一気に理解と暗記が進みました。
財務諸表論(計算)
2年目は簿記論と並行していましたので、財表のための計算対策は、模試及びTACの答練以外はやっていません。その代わり、上記の通り簿記論の第3問対策はやりまくりました。
仕事との両立のコツ
社会人は勉強できる時間が限られています。だからこそ、勉強時間を如何に捻出するかが大切になってきます。
私は、平日は始業前の1時間半、昼休みの30分、通勤電車内の往復1時間、土日はまとまった時間勉強していました。週の勉強時間は25~30時間程度です。
基本朝型の人間なので、勉強は始業前に集中してやるようにし、夜は基本勉強はしないようにしています。
隙間時間を上手く使えば、案外出来るものです。
模試の結果
1年目はTACのみで、2年目は3校受けました。
1年目
・TAC:財表A判定(全国300位くらい)
2年目
・TAC:簿記論S判定(全国50位以内)、財表S判定(全国20位以内)
・大原:簿記論AA判定、財表AAA判定(成績表をダウンロードしておらず順位までは覚えておりません)
・LEC:明確には覚えていないですが、簿財共に好成績でした。中でも財表は全国5位でした(TAC、大原に比べると、圧倒的に受験者数は少ないですが)
最終的な自己採点の点数及び実点数
・簿記論:TAC、大原の予想配点で共に68点(第1問19点、第2問11点、第3問38点)で、TAC、大原両校の合格確実ボーダーを上回りました。得点開示による実際の点数は74点でした。
・財務諸表論:TACの予想配点で87点(理論42点、計算45点)、大原の予想配点で88点(理論42点、計算46点)で、TAC、大原両校の合格確実ボーダーを上回りました。得点開示による実際の点数は89点でした。
その他のこと
電卓について
私は右利きですが、電卓は左手で打っています。
1年目は右手で電卓を打っていましたが、2年目から左手に変えました。電卓を打つ都度ペンを置く、という行為が時間のロスに繋がるためです。ただ、打つスピードは、税理士試験受験生の中では遅い方だと思いますし、ブラインドタッチもできません。
電卓を打つスピードが早いに越したことはないですが、私のように遅くても、簿財ともに高得点で合格できているので、電卓を打つスピードは合否には直結しません。
勉強時間の計測について
「勉強に大切なのは、量より質だ」という人もいるとは思いますが、税理士の勉強については、量も大切だということを感じました。
そのため、2年目から科目ごとの勉強時間を計測するようにしました。勉強をしたか、していないかを見える化するためです。
勉強時間の計測に合わせて、週の初め及び1日の初めに、その週・その日の科目ごとの勉強時間を立てることも大切です。
副次的な効果ではありますが、試験本番において「自分は〇〇時間勉強したんだから、絶対大丈夫」という自信にもつながりました。
おわりに
会計科目は税理士試験の中でも入門科目と言われることも多いですが、大変なことに変わりはありません。
私は財務諸表論に落ちた後、年明けからは会社の飲み会をすべて断り、勉強に集中するようにしました。犠牲にしたものも多くありますが、その結果が簿財同時合格に繋がったのだと、自分に言い聞かせています。これからも試験は続きますが、引き続き努力をしていく所存です。
長文かつ駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。











