【連載】会計脳を鍛えるミニテスト20<第2回>


奥山結紀(公認会計士)

<連載のねらい>
簿記検定・会計士・税理士試験をクリアする、また実務を行うには、一定量の知識は必要不可欠です。しかし、レベルアップするほど範囲が広くなり、応用的な論点も増えるため、単なる暗記による知識だけで乗り切ることは難しいでしょう。
では、どうすればよいでしょうか?
本連載では、やさしいレベルではあるものの、「なぜそうなるのか?」を考えなければ解答できないような問題を用意しました。受験・実務を問わず、理解を重視するきっかけにしていただければ幸いです。
・本連載「プロローグ」はコチラ

問題

仲間はずれはどれでしょう?

①立替金

②預り金

③仮払金

④差入保証金

解答

解説

負債である「預り金」が仲間はずれです。預り金は、従業員などが負担すべき金銭を一時的に預かったときに使用する科目です。
簿記の5要素のうち資産と負債に関する問題でした。「簿記の5要素」はわかりますか? 簿記学習のはじめに学習した内容だと思います。
「〇〇金なのに資産じゃないの⁉︎」と多くの人が最初は戸惑ったのではないでしょうか。

【執筆者紹介】
奥山結紀(おくやま ゆうき)

公認会計士
2003年公認会計士第2次試験合格後、約2年の事業会社勤務を経て、大手監査法人勤務。ロンドン駐在やフォレンジック部門(不正調査など)も経験。一般事業会社に転職ののち独立。
X(旧Twitter:@CPA_YukiOkuyama)では、主に会計に関する情報を発信。フォロワーとの交流を楽しんでいる。


関連記事

ページ上部へ戻る