作業くず
(20代後半・専念)
<受験情報>
・学習スタイル:CPA会計学院(通信講座)
・受験歴:短答式(令和2年8月)→論文式(令和4年8月)
▶︎トップ画像は受験生時代のアルバイト通勤時に見ていた光景。2回目の論文式に不合格だった時、精神的にかなり落ち込んだが、この道を通り「もう一度頑張ってみよう」と決意することができた。(本人提供)
会計士を目指したきっかけ
私が公認会計士を目指した時期は、社会人になってからになります。恥ずかしながら、公認会計士という職業を認知していませんでした。前職は、会計に相関性のある職業ではありませんでした。
ただ、組織に依存して働くことに対する不安を感じながら働くにつれ、将来に対する不安も募りつつありました。そのため、自らの責任において、働き方から将来設計までを構築できる働き方が、抱いていた不安を払拭できるとともに、精神衛生的にも自分自身にあっているのではないのかなと考えました。
この考えに至った段階では、既に転職を意識していました。当時の考えた選択肢は、起業か資格取得の2つでした。起業の選択肢については、ビジネスの手法や何をビジネスにしたいのかについて明確な知識やノウハウ・考えがなかったため、早々に選択肢から外れました。
そのため、資格職の検討に移りました。資格を取得するなら、難易度の高い資格でなければ希少性や社会全体の中での競争優位性を確立できないと思い、最難関資格でなければならないと思いました。
そこで、よく聞く話ではありますが、インターネットで難関資格と検索し、国家三大資格と言われている、医者・弁護士・公認会計士を知りました。もちろん、他の資格職でも、やり方次第で働き方や収入に関する自身の理想を実現できると思いますが、挑戦するなら最難関資格がいいと思い、当該三資格のみの検討に移りました。
この三資格から公認会計士を選んだ理由に大層な理由はなく、医者については自分が人の体を手術することはできないと思い、選択肢から外しました。弁護士は、当時の自分が情報収集不足で予備試験と法科大学院の区別がついておらず、法科大学院に通っていなければ受験資格がないと思い込み、自分にはそもそも受験資格がないと勘違いしたことから、選択肢から外れました。
そのため、消去法で公認会計士を目指そうと決断しました。ただ、勉強を続ける中で、公認会計士の業務の幅や収入、働き方の多様性を知った結果として、公認会計士を選択して良かったと心から思います。
自分に必要だったのは圧倒的な勉強量と勉強時間
私は、短答・論文ともに一発で合格していません。どちらも不合格を経験し、他の受験生の学習法も見聞きしていた経験から、人に合った学習法は千差万別であると思いました。そのため、この記事を見てくださる方には、一情報として見ていただければと思います。
私が、学習初期に頼りにしていた講師が、効率的学習を主張している方でした。そのため、私は講師の仰っていた、切ってもいい論点をすべて切り、効率的な学習を意識していました。この書き方をしますと、あたかも講師の方が悪いように見えてしまいますが、私自身が何も考えずに講師の言うことを鵜吞みにしていたことが問題です。
そのため、短答はボーダーギリギリの合格となり、体系的な知識が不足していたため、論文で苦労しました。公認会計士試験の短答式試験の位置づけは、論文式試験を受験するにいたる者かをふるいにかける試験であり、論文式試験では論理的思考力を問う試験であるため、一定の体系的な理解が必要であると思います。そのため、学習を通じて自分自身が自分に合った学習方法を考え分析することが、とても重要であると思いました。
私は、自分自身が理解力や応用能力が秀でているわけではないと分析したため、数多くの問題に当たり、問題を解くことで、理解力や応用能力を養わなければならないと思いました。つまり、自分に必要なのは圧倒的な勉強量・勉強時間であると思いました。
そのため、講義を改めて見返し、体系的な理解を養い、他校の模試を全て受講し、必要であると思った他校の答練も受講しました。振り返ると、この勉強方法が自身にはあっていたと思います。
自分に合った勉強法を自分で分析する
一番お伝えしたいことは、「自分自身に合った勉強方法を自分自身で分析することがいかに重要であるか」ということです。
私が受験生時代に、同じことを講師の方が仰っていて、正直、抽象的な話でなんの参考にもならないと思っていました。しかし、自分の勉強方法を自分で考えるようになってから、この意味がわかるようになりました。
ですので、結果に満足していない受験生の方がいらっしゃいましたら、一参考情報として、ご自身の勉強方法を考えてくださるきっかけになれば幸いです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。受験生皆さまの夢が叶うことを心より祈っています。勉強頑張ってください!!
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