編集部
さる、令和4年8月8月19日~21日に実施された令和4年公認会計士試験・論文式試験の試験問題・答案用紙が公認会計士・監査審査会で公表されました。
◎公認会計士・監査審査会HPの該当ページはこちら!
「令和4年公認会計士試験論文式試験の試験問題及び答案用紙について」
「過去問」というと、直前期に手を付けるもの、という認識の人が多いのではないでしょうか。
ですが、それではもったいない!
特に、公認会計士試験の場合、論文式を見据えて学習に取り組むことは、試験合格に欠かせないこと。
では、この試験問題をどのように活用すればよいでしょうか。
まずは、ざっと見てみる!
今年の試験では、特に財務会計論(会計学)と監査論が難しかったという見方が多いです。
監査論は論文式試験1日目の最初の科目ということから、受験生のメンタルに与えた影響もはかり知れません。
そのことを知ったうえで、まずは問題をざっと見てみましょう。
解かなくてもいい!
問題を見ると、どうしても解かないといけないのでは、と思うのが受験生の心情です。
でも、今の時点で問題を解く必要はありません。
というのも、今年の問題の場合、上記の通り、財務会計論(会計学)と監査論が特に難しく、修了考査レベルではないかという見方もあるほどです。
したがって、試験問題の形式面を今後の学習における参考にするという気持ちで、「見る」ようにするとよさそうです。
出題形式を知る!
たとえば、監査論では第一問が理論問題、第二問が事例問題という出題傾向が続いています。ほかの科目でも、出題形式に一定のパターンが見られるようです。
なお、今年の管理会計(会計学)については、出題の意図がわかりやすく、その意図が読み取ることができれば良い問題であったようです。
自分の目で確かめておくことは、今後の学習への取組みと理解にも役立つはずです。
過去5年ほどを見比べると、各科目における形式の傾向が把握できるので、ぜひこの機会に見てみてはいかがでしょうか。
<過去の論文式試験問題リンク先一覧>
・令和3年公認会計士試験論文式試験の試験問題及び答案用紙について
・令和2年公認会計士試験論文式試験の試験問題及び答案用紙について
・令和元年公認会計士試験論文式試験の試験問題及び答案用紙について
・平成30年公認会計士試験論文式試験の試験問題及び答案用紙について