【簿・財】間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問 ③定期預金の処理


平井 孝道
(株式会社M-Cass 代表取締役)

 税理士試験(簿記論・財務諸表論)まで毎日(土日祝日を除く)出題!
 
 専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)など15年を超える指導経験をもつ平井孝道先生に、実際の本試験の問題を改題のうえ、頻出の典型論点を20題作成していただきました。

問 題

 次の仕訳を示しなさい。

 定期預金勘定の期末残高33,000千円(300千ドル×110円)は、全額が令和2年10月1日に預け入れた外貨建定期預金(預入期間は3年)である。令和3年3月末(決算日)における直物為替相場は120円/ドルであった。よって期末の換算替え及び表示科目への振替えを行う。

解答

(借) 長期性預金 36,000 
 (貸) 定期預金 33,000
     為替差損益 3,000

・120円×300千ドル-33,000千円=3,000千円(為替差損益)
・1年基準により、長期性預金勘定に振替え、固定資産(投資その他の資産)に計上します。

【執筆者紹介】
平井 孝道(ひらい・たかみち)
株式会社M-Cass  代表取締役
日商簿記検定1級合格、税理士試験2科目合格、公認会計士試験合格。専門学校や大学で、簿記検定講座(3級~1級)や税理士講座(簿記論)、公認会計士講座(財務会計論・管理会計論)などの15年を超える指導キャリアをもつ。

※ 本記事は、会計人コース2020年8月号収録「簿・財 間違えてはいけない重要論点 最終チェック20問」を編集部で再構成したものです。


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