【会計士合格体験記】退職専念で挑戦。TAC講師と相談しながら学習法を見直し、「貪欲」に勉強して三振リーチで合格
- 2026/3/2
- 合格体験記

R(30代・地方私立大学文系卒(指定校推薦で入学したため大学受験経験なし))
【受験情報】
受験歴:短答(令和3年12月不合格)→短答(令和4年5月不合格)→短答(令和4年12月不合格)→短答(令和5年5月合格)→論文(令和5年8月不合格)→論文(令和6年8月不合格)→論文(令和7年8月合格)
学習スタイル:TAC通学
▶サムネイルは毎日通ったTACの自習室からの風景(本人提供)
退職専念へ
学習を開始した当初は社会人として勤めながら学習をしていました(会計とは無関係の仕事)。
ただ、両立できていたかというと、全くそんなことはありません。
仕事が終わって校舎に行き講義を受けるだけで精一杯であり、復習はほとんどできず、いわゆる受けっぱなしの状態。講義の前に毎回実施されるミニテストも満点をとることが期待される難易度にもかかわらず、平均点を下回ることのほうが多かったです。
このような有様であり、現状の学習スタイルでは合格できる未来が見えなかったことから退職専念することを決めました。
伸びない成績
退職し、自分の時間のほとんどを学習に投下できるようになったことで成績がグンと伸びることを期待していましたが現実は鳴かず飛ばず。
8月頃に12月短答に向けた基礎答練が始まるのですが、その最初の答練で全ての科目がE判定だったのは今でも鮮明に覚えています。
1日中自習室に篭り勉強しているのになぜなのか。
意味がわかりませんでした。
なお、当時の私の体感ではこの基礎答練は激ムズでした(絶対そんなことはないのですが…)。
ここでようやく、時間を投下するだけではダメだということに気づきました。
当時の学習方法(黒歴史)
当時は問題集を回転させることを意識していました。
というより、それ以外は意識していなかったです。
問題をとにかくたくさん解くことを重視していたので、ミスをした問題は「ケアレスミスだ。次は気をつけよう」で終わらせ、その後も同じ過ちを繰り返し、ミスを量産し続けました。
一方で、「わからないからといってすぐに解答を見るのは甘え」と考え、1問解くのに1時間かけるようなこともありました。1時間かけて、ようやく解答を見てもよくわからないこともありましたが、講師に質問するでもなく、そのうちわかるだろう…となぜか放置していました。
また当時、全ての問題をタブレットに書き込む形式で解いていました。
「紙で解くのは準備するものが多いし、解いた問題の管理もできない。タブレットで解くことこそ最も効率的」と、狭い画面に自分でも何を書いているのか判別が困難な小さい字で計算の下書きをして、見間違いが多発。
上記から、客観的には受験勉強への本気度が疑われるかもしれませんが、当の本人は真剣かつ一生懸命。ただ当時は目の前のことをこなすことが最善と思っており、「こなし方」を全く考えていなかったのが大きな敗因でした。
合格するために行ったこと
具体と抽象を行き来する
急に難しそうな話になったと感じるかもしれませんが、ここでいう「具体」は問題集などに掲載されている各問題で、「抽象」は教科書を指しています。
これを考えるきっかけになったのは、X(旧Twitter)で具体と抽象について述べている合格者のポストでした。
流れとしては、
問題を見る
↓
教科書でいうと、どの論点の話で、どういう注意点があるんだっけと想起
↓
想起した教科書の内容を目の前の問題に当てはめる
といった具合です。
例えばリースの問題なら、これはファイナンスかオペレーティングか、移転か移転外か、前払か後払かなどの論点を想起し、じゃあこの問題は…という具合に当てはめます。
もっとも、意識したとしても最初から具体と抽象を行き来できるようにはならず、それなりの訓練が必要です。これを継続するのも結構大変なんですが、訓練するうちに少しずつミスが減りました。
また、解いたことのある問題であっても「もしこのパターンだったら…」という別のルートで思考することもできるようになり、なんとなくこなす、ということが減りました。
急成長とはいきませんでしたが、結果として着実に少しずつ成績が伸びていきました。
講師に相談、質問する
自分だけでうんうん考える時間は本当にもったいなかったと反省しています。
自分の理解不足が露呈するのが恥ずかしく、なかなか講師のところに行けずにいました。
予備校のセミナーで相談することの重要性を知ったことをきっかけに、勇気を出して複数の先生に学習方法や苦手科目の相談をしました。
この相談での対話を通じて、わからなかったことがわかるようになることはもちろん、プラスアルファの情報や視点が得られることも多くあり、本当に有益でした。
たとえば、
・A4用紙の紙をつかって、下書きを大きく描くようにした(タブレットで問題を解くのをやめた)
・下書きを大きく書くことで数字の見間違いが減った
・広々と描くことで自分の下書きを日々改良することができた
・本番と同じ感覚で下書きできる
などなど、メリットばかりでした。
講師に相談していなければ、今こうして合格体験記を書くことも無かったと思います。
多くの人にとっては当たり前なので気づきになることがないかもしれませんが、タブレット派の方は見直してみてもいいかもしれません。
いちばん大事だと思うこと
最後に個人的にいちばん大事だと思うことをお伝えします。
それは「貪欲さ」です。
精神論かよと思われるかもしれませんが、これまでを振り返り、私に欠けていたのはまさにこれでした。
私は予備校の答練や模試で点数が取れなくても「今はできなくてもこれからできればいいや」と考えていました。
しかし会計士試験に合格できるのは年に一度だけ。
逃せば1年後です。
これから…なんて考えていたら遅いんです。
だからこそ、やるべきは漫然と問題集を回転させることではなく、今すぐにできるようにするにはどうすればいいかを必死で考え抜くことです。
今思い返せば、これは仕事にも通じるものがあると感じています。前職で「手なり」で仕事をするなと指摘されることがありました。
手なりでうまくいくこともありますが、こうしたい!こうしよう!と意志をもって貪欲に遂行した仕事は、より良い結果に結びつくことが多かったように思います。
勉強も同じで、合格するためにはどうすればいいのかを必死に考え、それを実行しはじめてから状況が好転していきました。
大変な試験ですが、是非意志をもって貪欲に取り組んでください。必ず良い方向に進めます!この記事が受験生の方々にとって、少しでも有益なものになっていれば幸いです!





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