
水谷光一
(40代、税理士事務所勤務)
〈受験情報〉
学習スタイル:通学
合格科目:法人税法(令和6年合格、受験回数7回)
▶トップ画像は水谷さんの成績通知書の一部(本人提供)
初めまして。
令和6年税理士試験(法人税法)に合格した水谷光一と申します。私が法人税法の合格に至るまでのお話がが少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
税理士を目指したきっかけ
税理士を目指したきっかけですが、元々大学生の時に公認会計士を目指していたものの結果が出ず、就職先の上司に税理士試験を勧められて受験生活を開始したという、「まあ、とりあえずやってみるか」という程度の気持ちでした。
そんな私でも合格に至った経緯というか、やり方一つで何とかなるかもしれない試験なのではないかということをお伝えできれば幸いです。
勉強方法
とはいえ、具体的な勉強方法としてはあまりほめられたのはありません。
専門学校での授業を受講した後にテキストを読み直すことと、答練の解き直し(計算)と理論マスターの暗記しかやりませんでした。
それも、計算は解き直し2〜3回、理論マスターは専門学校が重要度をS〜Cでつけてくれたもののうち、SとAだけは完璧に覚えてBはヤマを張り、Cは捨てました。
合格するには、理論でSと Aランクが完璧に書けることと、計算で外してはダメな問題が完璧に解けることがポイントだと思ったためです。
学習計画
学習計画としては、1日のスケジュールとして計算を1問解いた後、理論マスターを時間の許す限り暗記するスタイルでした。
試験で戦う上で最低限必要な武器は、計算が専門学校の問題集で、理論が理論マスターだと思っていました。
それを出来るだけ完璧に身につけて、後は(特に初見の)答練でどれだけ表現できるかを大事にした方が良いかと考え、このような勉強スタイルになりました。
さいごに
受験回数としては7回ですが、最初の3回は30点台でなんちゃって受験です。
合格に近づいたのは4回目(56点)からでした。
今回合格できたのは、今まで自分がやってきた勉強方法が間違っていないという感覚を信じ続けたことが第一です。
また、記憶力や視力が少しずつ衰えてきた実感が、「残された時間は少ない」という危機感につながり、「勉強やりたくないな」という時に思い直して勉強を続けることができました。
結局間違ったベクトルにさえ向かなければ、勉強した人から合格する試験だと思います。
仕事との両立として心掛けたこととしては、週1日はオフにして映画を観るなど、完全に仕事と勉強から離れる時間を作ったことです。
人によっては毎日勉強する方もいますが、自分にはこのスタイルが合っていました。
合格した人の数だけ合格方法があるかと思います。
専門学校の答練の点数などを指標にしながら、自分の勉強スタイルを確立したさせ、合格するまで勉強を続けるのが、遠回りなようで1番の近道なのかなと思います。
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