やきにく(20代)
<受験情報>
・学習スタイル:TAC通学
・受験歴:短答式試験(2023年12月)→論文式試験(2024年8月)
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1月スタートでその年の短答式試験に総合82.2%で合格
私は、2023年1月から会計士試験の勉強を始めました。
TACのコースとしては、1.5年コースに追加1年の延長保証が付いた2.5年チャレンジコースです(結果的に1.5年で受かったので15万円返ってきました)。
1月に勉強をスタートした時には、講義のカリキュラムが財務計算と管理会計が基礎マスターの半分くらいまで既に進んでいました。
そこで、1日2コマペースで講義動画を見て、ミニテストだけをやって、次の講義に進んで、カリキュラムの遅れを取り戻していました。
これが後々になって、論文式試験での会計学の苦戦につながったと思います。
できるだけ2年以上かけてじっくり勉強することをおすすめしたいです。
短答式試験における各科目の対策は、以下のとおりです。
【企業法】
宮内先生の通信と校舎の先生のライブ講義を両方受けていました。
これが、短答式試験での企業法95点に繋がった秘訣だと思います。
TACの企業法の短答問題集は2,000問くらいあるので、きちんと事前にインプットしておかないと回転にものすごい時間がかかってしまいます。
【財務計算】
本社工場や対価ミックスまで勉強しました。
短答式試験のときは隙がない状態だったと思います。
TACのアクセス答練はかなり難しいのであまり点数が取れませんでしたが、直前答練の頃には仕上がってきて、答練でも80%超を連発していてかなり上位でした。
【管理会計】
原価計算の講義を前述の通り雑に消化したために、原価計算編がかなり苦手でした。
一方で、管理会計編は得意だったので、短答式の本試験は管理計算5問正解のうち4問が管理会計編でした。
【監査論】
短答のときから苦手でした。
書籍『財務諸表監査の実務』(中央経済社)を執筆された中里先生の通信と校舎の先生のライブ講義を両方受けました。
それでも答練では70〜80点でずっと推移していました。
監査論は講義よりもテキスト回転と自習による暗記が重要だと思います。
【財務理論】
校舎の先生の講義を最初から最後まで受けて、通信の講義は見ませんでした。
他の理論科目と比べて財務理論のみ1問8点と配点が非常に重いので、他の理論科目は短答問題集を3周しましたが、財務理論は短答問題集を5周しました。
結果、12月の短答式試験は、財務会計:168点、管理会計73点、監査論75点、企業法95点の総合82.2%で合格しました。
ボーダーは75%なので、ボーダープラス7.2%です。
普段の短答答練と同じくらいの点数でした。
中だるみするも、TACをフル活用して論文式試験も一発合格
12月の短答式試験を終えて燃え尽き、けっこうダラダラすることが増えてしまいました。
それでも、租税法と経営学の講義はできるだけ溜めないように受講していました。
論文答練も日程通り受けていましたが、会計学のメンテナンスを怠っていたので、財務と管理の計算力は本試験まで低下する一方でした。
それでも、TACには論文対策のアクセス答練もあるので、大幅な計算力低下は避けられました。
論文式試験における各科目の対策は以下のとおりです。
【租税法】
三田先生の講義をライブで受けました。
講義が非常にわかりやすくTACのエース講師だと思います。
また、租税理論は東海林先生の論文対策講義をWEBで受けました。
TACの租税法のレギュラー講義で理論は3回しかなく、それだけで本試験を戦うのは心許ないと思います。
そのため、東海林先生の論文対策講義を受講して補強しました。
また、論文直前期は租税法のアクセス答練の解き直しを最優先に行いました。
その結果、論文式試験本試験での租税法の偏差値は63.75でした。
【経営学】
最初はWEBの藤沢先生の講義を受けていましたが、途中でライブの桑原先生の講義に切り替えました。切り替えた理由は、講義後に桑原先生に質問に行くためです。
桑原先生の質問コーナーは人気でそこそこ待ちますが、的確なアドバイスで合格に繋がりました。
WEB講義の藤沢先生も直前期には各校舎の質問コーナーを回られるので、そこで親身になって成績相談に乗ってくださいました。
おかげさまで、本試験での経営学の偏差値は62.05でした。
【監査論】
仰星監査法人のパートナーも務めていらっしゃるTAC関西の岡田先生のオンラインのテキストチェックゼミに参加して実力を磨きました。
しかし、自分の努力不足で岡田先生の監査論の論文対策講義を最後まで受講することができず、また、典型論点の暗記をサボっていたので、本試験ではギリギリの点数を取ってしまいました。
【企業法】
答練はすべて校舎の先生に質問コーナーで添削してもらい、また、宮内先生の論文対策講義もすべて受けました。そのため、普段の答練や模試では好成績でした。
しかし、テキストの回転を怠っていた結果、本試験で第一関門の116条の条文を外してしまいました。
しかし、普段の学習の成果で他の問題で得点を稼いだ結果、企業法全体としては平均点を上回りました。
【会計学】
原価計算の苦手克服と財務理論の強化に重点を置きました。
TAC関西の岡本先生の論文対策講義を受けて、原価計算の流れを理解し直しました。
そのため、会計学第1問はボーダーを超えました。しかし、時間配分をミスってしまい、会計学第2問は凹んでしまいました。
【財務理論】
蓮尾先生の論文対策講義を受けて、過去問演習を行い、典型問題を強化しました。
会計学第3問は簡単な計算問題をミスってしまい凹みましたが、会計学第4問では偏差値56程度取れました。
また、連結が得意で理論もそこそこ書けたので会計学第5問の偏差値は59程度でした。
以上のようにして、おかげさまで論文式本試験も一発合格できました。
支えてくださったTACの先生方、チューターの皆さん、友人たちや家族に厚くお礼を申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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