<連載6>税理士試験・会計士試験・簿記検定 重要論点「純資産」集中ゼミ(第28回・完)ーストック・オプション(復習)

集中ゼミ

穂坂 治宏(税理士)

◎連載のねらい
・1日1問、各論点の穴埋め問題を解くことで、各論点のキーワードを押さえるようにします。
・これにより、財務会計の理論・計算の基本的な考え方を理解できるようにすることが目標です。

Q19 ストック・オプションとは,自社株式オプションのうち,特に企業がその従業員等に,( ① )として付与するものである。★

A
① 報酬
*SO基準2⑵

Q20 ストック・オプションを付与し,これに応じて企業が従業員等から取得するサービスは,その( ① )に応じて費用計上し,対応する金額を貸借対照表の純資産の部に( ② )として計上する。★★

A
① 取得
② 新株予約権
*SO基準4

Q21 従業員等は,ストック・オプションを対価としてこれと引換えに企業にサービスを提供し,企業はこれを( ① )しているから,費用認識に根拠がある。★★★

A
① 消費
*SO基準34⑴

Q22 ストック・オプションが権利行使され,新株予約権を発行した場合は,新株予約権計上額のうち,権利行使に対応する部分を( ① )に振り替える。★★

A
① 払込資本
*SO基準8

Q23 ストック・オプションの権利不行使による失効が生じた場合には,資本取引によらない純資産の増加として,新株予約権として計上した額のうち,失効に対応する部分を( ① )として計上する。★★★

A
① 利益
*SO基準9,46

〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏
(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士。ネットスクールで簿財(標準)を担当。本誌「会計人コースWEB」への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。

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note
「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。

*本連載は、会計人コース2020年6月号付録「スリー・ステップ式財表理論パーフェクトNavi2020」の一部を再構成したものです。


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