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- <連載5>税理士試験・会計士試験・簿記検定 重要論点「負債」集中ゼミ(第36回)ー復習:資産除去債務
穂坂 治宏(税理士)
「負債」の学習お疲れ様でした。
ここでは資産除去債務について復習していきましょう!(全6問)
Q27 資産除去債務とは,有形固定資産の取得等により生じる資産除去に関する法律上の( ① )及びこれに準ずるものをいい,割引価値により測定する。★
A
① 義務
*資産除去債務基準3⑴
Q28 資産除去サービスに係る支払いは( ① )であり,実質的に支払義務を負うため,資産除去債務には負債性がある。★★
A
① 不可避
*資産除去債務基準32,概フレ 第3章5
Q29 資産負債の両建処理とは,資産除去債務の全額を( ① )として計上し,同額を有形固定資産の( ② )とする会計処理である。引当金処理では( ③ )計上が不十分であり,除去債務費用について回収すべき額を引き上げ,これを取得原価に含めて費用配分を行う資産負債の両建処理を行う。★★★
A
① 負債
② 取得原価
③ 負債
*資産除去債務基準7,32,34,41
Q30 引当金処理とは,有形固定資産の除去サービス費用を使用に応じて各期に( ① )し,対応金額を( ② )として認識する会計処理である。★★
A
① 費用配分
② 負債
*資産除去債務基準32
Q31 資産除去債務に対応する除去費用を独立した資産としない理由を2つあげよ。★★★
・資産除去費用は,法律上の権利ではなく,財産的価値がない。
・独立して( ① )獲得に貢献しない。
A
① 収益
*資産除去債務基準42
Q32 資産計上された資産除去債務に対応する除去費用は,( ① )を通じて,有形固定資産の残存耐用年数にわたり,各期に費用( ② )する。★★
A
① 減価償却
② 配分
*資産除去債務基準7
〈執筆者紹介〉
穂坂 治宏(ほさか・はるひろ)
税理士試験の簿記論と財務諸表論の受験指導をしている税理士。ネットスクールで簿財(標準)を担当。本誌「会計人コースWEB」への執筆も多数。著書に『ど素人でもわかる簿記・経理の本』(翔泳社)などがある。
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「資産の評価は原価か、時価か-混合測定という考え方」「リサイクリングは何がわかりにくいのか?」など、受験生が理解しにくい論点などの解説が掲載されています。
*本連載は、会計人コース2020年6月号付録「スリー・ステップ式財表理論パーフェクトNavi2020」の一部を再構成したものです。